私立高校入試単願受験(いわゆる推薦)について②/塾長ブログ
【私立高校単願受験】前橋育英高校の受験概要まとめ
近隣小中学校に通学のお子様をお持ちの保護者様へ
皆さんこんにちは。
うえだ未来塾です。
今回は、前回の「農大二高」に続いて、私立高校単願受験シリーズ第2弾として「前橋育英高校」についてご紹介いたします。
中学2年生の保護者様にとっては、ちょうど1年後に迫る私立入試に向けて、そろそろ準備を始めるべきタイミングです。ぜひ今後の参考にしてください。
◆ 入試日程について
前橋育英高校の入試は例年1月10日前後に実施されます。
これは単願・併願ともに同様です。
つまり現在の中学2年生は、ちょうど1年後に入試本番を迎えることになります。冬休み明けすぐのタイミングということもあり、早めの準備が非常に重要です。
◆ 入試方式は大きく3パターン
① 学力特別奨学生試験(単願・併願)
対象コース:特別進学コース(選抜・特進)
試験内容:国語・数学・英語の3教科+調査書(評定)
この方式では、**学力試験の得点+内申(5教科)**をもとに合格判定がなされ、「S・A・B・C」の4段階に分けられます。
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評定目安(5教科)
S:4.5以上
A:4.2以上
B:3.8以上
C:3.5以上
※B以下は給付金の対象外となります。
② 推薦試験(単願)
対象コース:総合進学・スポーツ科学・保育
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評定基準:9教科で3.0以上
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試験内容:国・数・英のマーク式+調査書+面接
内申点により、入学金や施設費などの免除がある「奨学生合格」枠もあります。
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奨学Ⅰ:評定4.2以上
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奨学Ⅱ:評定3.8以上
※これ以下の評定の場合は免除特典なし(費用満額)
③ 併願受験(奨学生入試)
併願受験の場合、調査書(評定)はほとんど加味されません。
すべては学力試験の得点勝負になります。
試験結果によって合格ランクが分かれます:
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S合格(特進レベル)
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A合格
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B合格
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C合格
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総合進学合格
塾で実施している統一テストの偏差値でおおよそ50前後がボーダーラインになります。偏差値50未満のお子様には、前橋育英の併願受験は慎重な判断が必要です。
◆ 合格戦略の注意点
併願は「保険」として受ける受験生が多いですが、前橋育英の併願は想像以上にハードルが高いです。
「どうしても受験したい」「チャレンジしたい」という場合は、他の私立高校との併願も検討するか、公立高校1本で勝負し、もし不合格なら二次募集を受けるという選択肢もあります。
なお、現在は県内公立高校の約半数が定員割れしているため、二次募集も十分な選択肢になります。ただし、実力に見合った学校選びが必要不可欠です。リスクを背負ってのチャレンジとなるため、事前の相談・準備は必須です。
◆ まとめ
前橋育英高校の単願・併願入試は、それぞれ評定や学力点数に明確な基準があり、準備が必要です。
特に:
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評定(内申)は1年生の成績からカウントされます
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副教科(音楽・美術・保体・技家)も大事です
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推薦・単願希望の場合は、3年生1学期までに内申を整えることが鍵になります
◆ 最後に:受験相談、面談は随時受付中
当塾では、通塾生には定期的な三者面談を実施しており、志望校の相談や進路に関するご質問にも丁寧に対応しています。
また、通塾していない方でも進路のご相談は可能です。
「前橋育英高校の受験を検討している」
「他校と比較して悩んでいる」
という保護者様がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ご連絡ください。
[2024-12-01]