3学期期始めテスト結果(中1、中2)から見えてくること/塾長ブログ
【実力テスト分析】中1・中2の結果から見えてきた英語と数学の課題
近隣小中学校(渋川・吉岡・榛東)にお通いの保護者様へ
皆さんこんにちは。
うえだ未来塾です!
中学1・2年生の「期始めテスト」(実力テスト)の結果が返却されましたので、当塾としての分析とともに、保護者様にぜひ知っておいていただきたいことをお伝えします。
■当塾生の平均点アップ、特に注目すべきは…
まずは結果から。
テストはF中学校のデータを元に比較しました。
(点数は2学期の期始めテストとの差です)
科目 | F中 平均 | 当塾生 平均 | 差 |
---|---|---|---|
国語 | +10.5点 | +19.5点 | +9.0点 |
数学 | -3.0点 | +7.0点 | +10.0点 |
英語 | -6.4点 | -6.5点 | -0.1点 |
理科 | -1.3点 | +3.0点 | +4.3点 |
社会 | +9.8点 | +23.0点 | +13.2点 |
5教科合計 | +15.3点 | +46.0点 | +30.7点 |
英語以外の4教科ではすべてプラスで、5教科合計では平均46点アップと、素晴らしい結果が出ました。
■英語の平均点が50点を切る現実
今回、特に気になったのが「英語」の平均点。
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中1の平均:49.7点
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中2の平均:46.3点
いずれも50点未満という厳しい数字です。
当塾生も踏ん張りましたが、全体としての難化の影響は避けられませんでした。
実際に、昨年度の公立高校入試(英語)の平均点は44.9点。
新しい教科書になってから、英語の難易度は明らかに上がっています。
■「正しく読めない」「訳せない」生徒が増えています
英語が苦手な生徒の多くに共通するのは…
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英単語の発音・読み間違い(例:「were」を「ウエア」と読む)
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文法の理解が曖昧で、正しく訳せない
といった傾向です。
これらは語彙力不足や基本文法の理解不足に起因しています。
■当塾ではこう対策しています
当塾では、こういった実情を踏まえ、
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毎週の英単語テスト(定着重視)
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季節講習での徹底文法対策
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音読や暗唱などの反復演習
などを通じて、地道に土台作りを行っています。
また、来年度からは教科書準拠の英語指導をやめ、「文法特化」に切り替える方針です。
理由は、教科書内容が進度・難易度ともにバラつきが大きく、根本的な理解につながりづらいからです。
■数学も平均点が大きく低下
中1は平均60.7点、中2は44.9点と、学年による差も見られますが、注目すべきはその中身です。
数学のテストは大問1が計算中心の基礎問題ですが、
この部分で点数が取れていない生徒が多く見受けられます。
つまり、「基礎が定着していない」ことが平均点低下の一因です。
■対策として行っていること
当塾では、こうした状況に対応するために、
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「大問1対策講座」(中3対象・10月〜)
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季節講習での基礎演習
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定期的な計算問題演習
など、基礎の徹底反復に力を入れています。
■まとめ:中3からでは、もう遅い
英語も数学も、「中3になってから」では追いつかないケースが増えています。
特に勉強が苦手なお子様ほど、理解に時間がかかります。
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今から少しずつ基礎を積み重ねる
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学年が上がる前に苦手をつぶしておく
これこそが、のちの「受験期」の大きなアドバンテージになります。
ご家庭での学習状況や今後の対策に悩まれている方は、
ぜひ一度面談にて詳しくご相談ください。
一緒に、今からできることを考えていきましょう!
[2025-02-05]