中1英語の期末テストから見えた課題と今後の学習へのヒント/塾長ブログ
【中1英語の期末テストから見えた課題と今後の学習へのヒント】
近隣小中学校(渋川・吉岡・榛東)に通学中のお子様をお持ちの保護者様へ
こんにちは。うえだ未来塾です。
先週で中学校の期末テストがほぼ終わり、今週から続々と結果が返ってきています。
生徒たちの頑張りが結果として現れる一方で、「この時期に押さえておきたいポイントが身についていないな」と感じる場面も多く見受けられました。
今回は中学1年生の英語に絞って、気になった点をいくつか共有させていただきます。
1. 大文字のルールが定着していない
英文の書き始めや人名・曜日など、大文字を使うべきところで使えていない生徒が目立ちました。授業でも繰り返し指導していますが、実際のテストになると抜けてしまうことが多いようです。
「正しい文を書こうとする意識」がまだ定着していない段階かもしれません。些細なことに見えますが、こうした小さな減点の積み重ねが点数の差となって表れます。
2. be動詞と一般動詞の使い分けができていない
文法の基本中の基本である「be動詞」と「一般動詞」の区別。
たとえば「Does she is like〜」のように、両方を同時に使ってしまうミスが見られました。
この混同は中学3年生でも残っているケースがあり、早い段階での理解と定着がとても大切です。英語の文法は、積み重ねがものを言う科目です。中1のうちにあいまいなまま進んでしまうと、後から戻るのが大変になります。
3. 数えられる名詞と数えられない名詞の区別があいまい
「名詞にsがつくのか、つかないのか」など、数・量に関する基本ルールでのミスも多く見られました。
これは「数えられる名詞」「数えられない名詞」の理解不足に加え、そもそも“名詞”って何?“形容詞”って?という品詞の理解の浅さにもつながっていると感じます。
英語は日本語と同様、単語の働きを知ることで正しい文が作れるようになります。品詞の区別は、英語の土台とも言える大切な視点です。
【点数の差は“理解”と“習慣”】
点数の高い生徒たちは、こうした基本的なミスをテストごとに修正しています。
間違えたところを放置せず、「なぜ間違えたのか」を確認し、自分で説明できるレベルまで持っていく。さらに、テスト直前だけでなく、日常的に英単語や文法の練習を繰り返しているのが共通点です。
一方で、点数が伸び悩む生徒ほど、ワークを解くだけ・単語帳を見るだけの“作業”に終始してしまっている傾向があります。
【今後に向けて】
中1のこの時期は、英語学習における“土台づくり”の最重要期間です。
ルールを知り、使い分けられるようになり、文を自分で作れる力を少しずつ身につけていく。
この基礎が、中2・中3での英語力、さらには高校入試に大きく影響してきます。
私も塾として、授業内での丁寧な解説・練習はもちろん、普段の学習の取り組み方そのものも含めてしっかりサポートしてまいります。
ご家庭でもぜひ、お子様が「間違えたところをどう見直したか」「どこでつまずいているのか」に目を向けていただけると、今後の学習がより効果的になると思います。
何かご不安やご質問などございましたら、いつでもご相談ください。
[2025-06-24]