学びの場うえだ未来塾|渋川の個別学習塾-渋高出身塾長の直接指導

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「点数の先」に目を向けた子が、伸びていきます。/塾長ブログ

【1学期期末テストの結果を受けて】

〜テスト後の「振り返り」が未来を変える〜

近隣小中学校に通学中のお子様をお持ちの保護者の皆さまへ(渋川・吉岡・榛東)

こんにちは。
うえだ未来塾の上田です。

先日より、1学期期末テストの結果が続々と返却され始めています。
昨日は「英語の課題」について感じたことを書かせていただきましたが、今日は「このテストをどう捉えるか」――つまり、今後につなげるために必要な視点についてお話しします。


■ テスト結果に一喜一憂して終わっていませんか?

テストが返ってくると、どうしても点数ばかりに目がいってしまいます。
「良かった」「悪かった」――それだけで終わってしまう方も少なくありません。

しかし本当に大事なのは、その点数が「どうして」出たのかを冷静に見つめることです。

たとえば今回「まあまあ」の点数(平均点くらいとしておきましょう)を取ったお子様がいたとします。
ここで確認してほしいのは、その点数が 本気で勉強した結果なのか、そうでないのか という点です。

仮にほとんど勉強せずに「まあまあ」の点数だったとしたら、逆にこれは大きな可能性の現れでもあります。
「次はしっかり準備すればもっと伸びる」――その期待が持てる材料になるからです。


■ ワーク1回では「準備不足」です

実際に当塾でも、中学1年生の1学期は「テスト前の勉強」が不十分なまま本番を迎えてしまう生徒が多くいます。

具体的には、「学校から出されたワークを1回やっただけ」という状態です。
これは保護者の方からすれば「ちゃんと勉強しているように見える」かもしれませんが、ワーク1回=ただの準備段階にすぎません。

私が常々お伝えしているのは、

「ワーク1回は“勉強した”とは言えない」
ということです。

実際、ワーク1回でテストに臨んだ生徒の成績は、過去の例を見ても芳しくない結果になることがほとんどです。


■ 本気の「振り返り」が未来を変える

テスト後、当塾ではすべての生徒に「振り返りシート」を書いてもらっています。
また、今週末には三者面談を実施し、ご家庭と連携を取りながら「次にどう取り組むか」を明確にしていきます。

この**“振り返る→軌道修正→行動する”**の繰り返しが、次回以降の点数アップにつながっていきます。

たとえば、過去には中1の1学期期末テストで263点だった生徒が、そこから2年間努力を重ね、最終的には401点(137点アップ)を達成したケースもあります。
その生徒は今回の期末テストでもさらに点数を伸ばしました。

ここで大事なのは、最初のテストが惨敗だったからこそ、自分を変える覚悟ができたということです。
大きな失敗があったからこそ、成長の土台ができたのです。


■ 平均点で「満足してしまう危険性」

一方で、注意すべきは「まあまあ」の成績に慢心してしまうケースです。
平均点前後を取ったことで、「これでいいや」と安心してしまい、その後のテストでは徐々に成績が下降していく生徒も少なくありません。

「ワーク1回で乗り切れた」という体験が成功体験として残ってしまうと、その後も“なんとなく”勉強し、結果的に成績を落としてしまうという悪循環に陥ります。


■ 2年後の姿を左右する“今”

私は毎回、テスト前後に全生徒と個別面談を行っています。
・テスト前には、前回の反省を踏まえて今回どう取り組むか
・テスト後には、結果と実際の取り組みの差を分析し、次の目標を立てる

この一人ひとりとのやりとりが、成績向上の“本当の原動力”になっているのです。


■ お子様を「前者」にするか「後者」にするか

定期テストを終えたこのタイミングは、まさに分かれ道です。
反省をし、次につなげられる「前者」になるか。
振り返りもなく、何となく過ごしてしまう「後者」になるか。

1年後、2年後に明確な差が出ることは、私が多くの生徒を見てきた中で確信を持って言えることです。

お子様には、どちらの道を歩んでほしいですか?
保護者様の関わり方ひとつで、進む道は確実に変わります。


今後も一緒に、未来につながる一歩を積み重ねていきましょう。

 

[2025-06-25]