テスト結果の「見方」を変えるだけで見えてくるものがあります/塾長ブログ
テスト結果の「見方」を変えるだけで、見えてくるものがあります
〜点数だけにとらわれず、“真の成長”を見つけてみませんか?〜
近隣小中学校に通学されているお子様をお持ちの保護者の皆様へ
(渋川・吉岡・榛東エリア)
こんにちは。
うえだ未来塾の上田です。
多くの中学校で、1学期の期末テストの結果(個表)が返ってきた頃かと思います。
点数がどうだったか、順位がどうだったか…結果を見るたびに一喜一憂してしまいますよね。
今日は、その「個表(テスト結果)」の見方について、少し視点を変えてお伝えしたいと思います。
まずは「平均点との差」に注目してみましょう
テスト結果を見ると、まず目が行くのは点数だと思います。
ただ、ここで少し注意が必要です。
たとえば今回の期末テストで、5教科合計が「15点アップ」したとします。
一見すると「頑張ったね!」と言いたくなるところですが、もしテスト全体の平均点が「20点アップ」していたとしたらどうでしょう?
実は、他の多くの生徒がもっと伸びていたということになります。
つまり、順位は下がってしまう可能性があるんです。
逆に、点数が「10点下がった」としても、平均点が「20点下がっていた」なら、
むしろ健闘していて、順位は上がっているかもしれないのです。
「前回との比較」だけではわからないこと
保護者様に多いのが、「前回のテストと比べてどうだったか?」という見方。
もちろん大切なのですが、**「平均点」と「順位」**も併せて見ることで、お子様の本当の頑張りや課題が見えてきます。
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点数は伸びていても、順位は下がっている
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点数は少し下がっているけど、順位は大きく上がっている
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苦手な教科の平均点との差が縮まっている
こうした視点から見ると、**「褒められるポイント」**がきっと見つかります。
保護者の視点で見てあげられる“優しさ”
私たち大人はつい「点数」だけに目が行きがちです。
でもお子様自身は、テストの裏側でたくさんの努力や葛藤を抱えていたはずです。
今回の結果は、単に点数や順位だけで判断するのではなく、
「どの教科が頑張れていたか」
「平均点との差はどうだったか」
「苦手が少しでも克服できていたか」
そんなふうに見てあげると、声のかけ方もきっと変わってくると思います。
最後に
結果を見て、まずはどこか一つでも「よかった点」を探してみてください。
その上で「ここは次、もう少しがんばろうか」と前向きに話せたら、
次のテストへのモチベーションにもつながります。
ぜひ、今回のテスト結果を見る際のヒントにしていただけたら嬉しいです。
ご希望があれば、保護者様向けに「個表の見方講座」なども開催できますので、お気軽にご相談くださいね。
お子様の頑張りを見逃さず、しっかり評価してあげましょう!
[2025-07-04]