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英語の「基礎力」を測る統一テストの一問から/塾長ブログ

英語の「基礎力」を測る統一テストの一問から

皆さんこんにちは。
うえだ未来塾の上田です。

今日は、先日中学3年生に授業で話した「統一テスト」の一つの大問を題材にして、英語学習における基礎の大切さについてお伝えしたいと思います。

問題は10行程度の文章の中にア~オの空欄があり、与えられた語群から必要に応じて形を変えて入れる、という形式のものです。一見すると簡単そうですが、実際の正答率は低く、平均すると5問中2~3問しか正解できません。つまり50%程度しか得点できないのです。

ところが、この問題の出来を調べていくと、英語全体の得点と強い相関があることがわかります。

  • 5問正解 → 80点以上

  • 4問正解 → 70点未満

  • 3問正解 → 60点未満

  • 2問正解 → 40点以下

  • 1問正解 → 30点以下

ざっくりですが、ほとんどの場合この大問の正答数で合計点がおおよそ予測できてしまいます。

なぜそこまで影響するのでしょうか?
それは、この問題が 「文法の理解」+「文脈の理解」 の両方を求めるからです。文法知識だけでは不十分で、文章の内容を追う力も必要になります。逆に、基礎がしっかり身についていれば確実に正解できる問題でもあります。

私はこの正答率を見て、その生徒がどの程度基礎を固められているかを判断します。例えば2問しか正解できなければ、長文演習や英作文に力を入れる前に、まず文法や語彙といった土台を整える必要があります。入試直前だからといって「応用問題」をどれだけ解こうとしても、基礎が不十分であれば結局は手が止まってしまいます。

この話を授業でしたところ、生徒たちは「やっぱり基礎がまだ甘いな」と気づく姿が見られました。ある生徒は「長文をもっとやらなきゃと思っていたけど、その前にやることがあるってことか」と感想を話してくれました。焦りの中で「とにかく難しい問題に取り組まなければ」と考えてしまいがちですが、大切なのは順序です。

基礎があってこそ応用が活きる。これは英語に限らず、数学でも理科でも社会でも同じです。例えば数学なら計算の正確さ、理科なら用語や基本法則、社会なら基礎的な知識。どれも土台が固まって初めて「応用問題」に対応できるのです。

保護者の皆様の中には「入試まであと少しなのに、基礎ばかりで大丈夫なのか」と心配される方もいるかもしれません。しかし実際には、基礎をおろそかにして応用に進むことが一番危険です。最後の数ヶ月こそ、基礎を見直し、自分の弱点を補強することが得点アップの近道になります。

入試までの時間は限られていますが、焦る必要はありません。基礎を固めれば固めるほど、その後の応用も短期間で伸びます。大切なのは順序を守ること。これを忘れず、残りの期間を有効に使っていきましょう。

[2025-08-19]