「入試英語平均44.9点の衝撃 ― 中学英語の現実」/塾長ブログ
近隣小中学校に通学のお子様をお持ちの保護者様へ(渋川・吉岡・榛東)
皆さんこんにちは。
うえだ未来塾の上田です。
中間テスト2週間前通い放題も5日目に入りました。
その中で実施している「英語音読暗唱大会」を通じて、改めて中学生が学ぶ英語の難易度に驚かされます。
例えば、中学1年生の教科書本文には usually や practice といった単語が登場します。
さらに中学2年生になると、disaster、helpful、prepared、emergency、evacuation…といった単語が普通に出てきます。
保護者の皆様、この意味をすぐに答えられますか?逆に日本語から英語で書けるでしょうか。
こうした語彙レベルが、中学生に日常的に求められているのです。
また、文法にも課題があります。中1の本文にはすでに「不定詞」や「動名詞」が登場します。
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I want to get that blue one.(不定詞)
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Do you like dancing?(動名詞)
ところが教科書やワークでは「want to ~=~したい」「like ~ing=~することが好き」といった表面的な説明にとどまり、「不定詞」「動名詞」という用語自体が出てこないことも多いのです。
その結果、生徒は丸暗記に頼るしかなく、学年が進んで体系的に学んだときに「あれはそういうことだったのか」と結びつかないケースが多々あります。
こうした学習の積み重ねで、本当に英語が身についていると言えるでしょうか。
昨年の公立高校入試英語の平均点が44.9点、最多の得点帯が20〜30点だったことを見れば、現状がいかに深刻かは明らかです。
学校のテストで80点以上を取れても、実力テストで50点台に落ちる生徒が少なくありません。
これは短期的な暗記学習では対応できても、本当の理解に結びついていない証拠です。
中学英語が不十分なまま高校・大学へと進めば、将来必ず困難に直面します。
だからこそ、当塾では今年から学校の教科書中心の学習を見直し、より本質的に力をつける指導へと舵を切りました。
先を見据えた学習こそが、生徒の未来を支えると信じているからです。
同じ思いを共有していただける方がいらっしゃいましたら、ぜひお問い合わせください。
[2025-09-16]