たかが基礎、されど基礎。40点の重み。/塾長ブログ
近隣小中学校に通学のお子様をお持ちの保護者様へ(渋川・吉岡・榛東)
皆さんこんにちは。
うえだ未来塾の上田です。
先週土曜日、中学3年生対象の「入試対策講座」第2回を実施しました。
現在、実施しているのは数学2講座と英語1講座。数学は「基礎」と「標準」に分かれています。
生徒のレベルによってこちらからどちらの講座を受講したら良いかは提案させていただいております
数学の基礎講座では、全国の高校入試問題の「大問1」を中心に演習しています。
問題は全て入試問題になります。
大問1は計算・方程式・関数・図形などの基本問題が出題され、配点はおよそ40点前後。
つまり、ここを確実に取れるかどうかで入試の半分近くが決まるといっても過言ではありません。
ところが実際に解かせてみると、10問中2~3問は取りこぼす生徒がほとんど。
“基礎”と言われる範囲でも、符号のミスや計算の順序ミス、公式の使い方の誤りなど、思わぬ落とし穴がたくさんあります。
この2~3問を確実に取れるようにするだけで、入試本番では15点前後の点数アップが見込めます。
(入試の数学1問の配点はおよそ4点です。)
基礎講座では、単に問題を解くだけではなく、「なぜミスをしたのか」「どんな考え方をすれば防げるのか」を一問一問丁寧に確認していきます。
その中で、「わかっていたつもり」が「本当に理解できた」に変わる瞬間が生まれます。
この積み重ねが、本番での確実な得点につながります。
「入試対策=難問への挑戦」と思われがちですが、実際はその逆。
“基礎を完璧に仕上げる”ことこそ、最も確実で強い入試対策です。
特別なテクニックよりも、学校の授業を丁寧に理解し、定期テストレベルを確実に解ける力を身につける。
それが最終的に入試の得点を大きく引き上げる道になります。
今週からは期末テストの通い放題が始まるため、この講座はいったんお休みですが、約1か月後には再開します。
冬以降は、さらに基礎を固め、一問の重みを実感できる講座として、生徒たちと一緒に最後まで走り抜けていきます。
[2025-10-27]