英単語テストを休止した理由 ― 本気で成績を上げたい子へ ―/塾長ブログ
近隣小中学校に通学のお子様をお持ちの保護者様へ(渋川・吉岡・榛東)
皆さんこんにちは。
うえだ未来塾の上田です。
またまた「英単語テスト」の話です(何回目かわかりません…)。
しかし、それでも書かずにはいられないほど、私は “英単語”こそ英語力の土台だと考えています。
英単語には
① 英語 → 日本語
② 日本語 → 英語
両方の力が必要ですが、中学生の多くは前者(和訳)はできても、後者(英作文)が苦手です。
特に当塾の中学1年生は現在2周目をやっていますが(本当はもっと先に進めたかったのですが、こういう状況だったため最初に戻りました)、扱っている単語は「one, two, three…」といった 小学生でも書けるレベル。
それなのに、20(twenty)までを正確に書けない生徒が多いのが現実です。
現在の英語は昔と比べ、 習得すべき語彙数が約2倍。
小学生で600~700語を学び、中学ではさらに上乗せされます。
その量を考えると、小学生レベルの単語が書けないまま中2に進めば、
今後の英語学習は相当厳しくなると言わざるを得ません。
もちろん文法も大切です。
しかし、どれほど文法を学んでも、
単語が書けなければ点数は伸びません。
これは断言できます。
だからこそ、私は繰り返し伝え、何度も個別で話してきました。
「英単語を覚えない限り、英語はできるようにならない」と。
しかし、残念ながら
改善が見られない生徒もいます。
当塾の英単語テストは
1回目:本番
2回目:リベンジ
という形で2回挑戦できます。
それでもなお、やる姿勢が見られない生徒がいるため、
今回は 断腸の思いで、しばらく英単語テストを休止することにしました。(改善が見られない生徒のみ)
何度も話してきました。
それでも変わらない――
だからこその決断です。
これは今回に限らず、過去にもこのような生徒には「英単語テスト休止」を宣告してきました。
結果的にテストの点数は何も変わらず(定期テストは何とか取り繕うことができても実力テストに至っては厳しい結果)。むしろ下降することも多々ありました。
一方「英単語」にしっかり取り組んできた生徒は漏れなく成績を上げてきました。
定期テスト50点台→94点まで(40点近く点数アップ)上げた生徒もいます。
そういう生徒を見ていると、「やればできる」という思いが私の中には常にあります。
今回このような決断はしたと言っても、今後未来永劫「英単語テスト」をやらないというわけではありません。
本人が本気でやりたいと思うようになって、「英単語にしっかり取り組む」となれば復活することはいつでもできます。
あくまで本人のやる気が変わればの話です。「口では言っても行動が伴わない場合は復活は認めません」というスタンスです。
塾は学校ではありません。
「成績を上げたい」
という思いがあって、お金を払って通う場所です。
週2回来ているだけで成績が上がるなら、
誰も苦労しません。
本気で努力しようとする子を全力で支え、
点数を伸ばすのが塾であり、私の役目です。
ですから
「今の点数が低いか高いか」ではなく、
“これからどうなりたいか”
が大切なのです。
その気持ちがある子なら、
私は本気で向き合い、全力でサポートします。
そして実際に、結果を出してきたという自負があります。
私はそういう考え方の人間です。
このような考え方ではない方も多数おられると思います。
だからその価値観を理解し、
「成績を上げたい」「頑張りたい」
と願う子に来てほしい。
その思いに応え、
結果を出す――
それが、私の使命です。
[2025-10-31]