成績が伸びる子は冬休みにこれをやっています/塾長ブログ
近隣小中学校に通学のお子様をお持ちの保護者様へ(渋川・吉岡・榛東)
皆さんこんにちは。
うえだ未来塾の上田です。
■冬休み目前。今やるべきことは“新しい問題集”ではありません。
あと2週間もしないうちに冬休みが始まります。
中学3年生にとっては、冬休みが始まる頃には私立高校入試まで残り半月。
第一志望として挑む生徒もいれば、第二志望校として受験する生徒もいるでしょう。
ここから「何をするべきか」。多くの生徒・保護者が悩む時期でもあります。
結論から言えば、この時期に新しい教材に手をつけるのはおすすめできません。
理由は単純で、今から新しい内容を吸収しても、本番に結びつくまでに時間が足りないからです。
この時期にやるべきことはただ一つ。
●“最終見直し(総復習)”です。
冬期講習がある生徒も多いと思いますが、塾のカリキュラムと「自分が必要としている勉強」は必ずしも一致しません。
もちろん塾の講習は重要ですが、自分の弱点を自分で把握し、それを埋める時間を作ることが最も結果に直結します。
そして──
●過去問にまだ手をつけていないなら、必ず取り組んでください(最低3年分)。
これは第一志望校でなくても同じ。
第二志望校だとしても、ここでやらなければ、もうやる機会はありません。
過去問は「実力チェック」だけでなく、
・出題の癖
・時間配分
・科目別の弱点
をあぶり出す“最終調整の道具”です。
やった人ほど安心して本番を迎えられます。
■中学1・2年生は「2学期の復習が最優先」
一方、中1・中2は2学期内容の復習が最優先です。
たまに「冬休み明けにテストがあるから復習する」という声を聞きますが、それは順番が逆です。
●本来、学んだ内容はその学期のうちに復習するもの
特に数学・英語は、積み上げ教科。
復習を先延ばしにすると、3年生になった時に一気に差になります。
実際、
「中3になって初めて中1の範囲をやり直した」
という生徒は珍しくありません。
ただし、復習の効果は1回では出ません。
理解度や苦手度によって必要な回数は違います。
勉強が苦手な子ほど、
「できるようになるまで何度も繰り返す」
これが絶対に必要です。
■“わかっているつもり”と、“実際にやっている”は別もの
勉強のアドバイスとしては当たり前のように聞こえるかもしれません。
でも、実際にどれだけの生徒が「学期ごとの復習」をできているでしょうか。
答えは簡単です。
●ほとんどの生徒はできていません。
だから休み明けのテストは、
ほぼノー勉で受けた結果
がそのまま点数に表れます。
では、もし本気で勉強して臨んだらどうなるか?
結果は間違いなく変わります。
事実、当塾の生徒でも入塾前は長期休暇にほとんど勉強していなかった子が、
●夏期講習は22日間
●冬・春は各10日間
本気でやり切るようになり、点数を大幅に伸ばしています。
これは“たまたま”ではありません。
・すぐに点数に出る子
・じわじわと結果が積み上がる子
タイプは違っても、
●やれば必ず変わります。
■この冬休みが、後の学年差を決定づけます
中学生はもちろん、小学生も同じです。
冬休みは短いですが、その短さがかえって重要です。
2学期の復習(できれば1学期も)を必ずやってください。
冬休みは“伸びる準備”をする期間。
ここで復習をしっかりやるかどうかで、
次の学期のスタートダッシュがまったく変わります。
●「騙されたと思って」
ぜひ本気でやってみてください。
やった人ほど、新学期に驚くほど変わります。
[2025-12-12]