過去問は「解いた人」より「使えた人」が受かる/塾長ブログ
近隣小中学校に通学のお子様をお持ちの保護者様へ(渋川・吉岡・榛東)
皆さんこんにちは。
うえだ未来塾の上田です。
公立高校入試まで、いよいよ残り10日ほどとなりました。
中学3年生の皆さんは、6年分が収録された入試過去問集に取り組んでいる頃だと思います。
ただ、これからお話しする内容は「今になって急に言い始めた話」ではありません。
当塾では、
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冬期講習の頃
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それ以前の通常授業
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統一テスト後の面談
など、かなり早い段階から繰り返し伝えてきた考え方です。
この時期になって初めて意識するのではなく、
「最終確認」として改めて整理してもらうために書いています。
過去問は「何年分解いたか」では意味がない
この時期になると、
「もう◯年分終わりました」
「あと△年分残っています」
という声をよく聞きます。
しかし、私が重視しているのは
何年分やったかではなく、どう使っているかです。
今日は、点数帯ごとに
過去問の正しい使い方を整理します。
① 苦手な層(〜200点前後)
この層の生徒は、過去問を解いても
1科目平均40点に届かない、
場合によっては20点・30点ということもあるでしょう。
過去の実力テストや統一テストでも
「解けない問題の方が多かった」層です。
この層が意識すべきこと
ここでも、以前から何度も伝えていることですが、
まず大事なのは——
点数を気にしすぎないこと。
それよりも、
-
数学なら大問1
-
社会なら語句問題
といった基礎問題が取れているかどうかを必ず確認してください。
できなかった単元は、
難問に戻る必要はありません。
基本事項の復習だけで十分です。
「時間が足りなかった」という声もよく聞きますが、
この層では正直、
時間以前に「分からない問題が多い」ことが原因です。
ここで重要なのが仕分けです。
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解けるようにならなければいけない問題
-
捨ててもいい問題
これを明確にし、
解ける問題で確実に点を落とさないことに集中してください。
入試は「点を取りに行く試験」ではなく、
「落とさない試験」です。
② 中間層(200点〜300点前後)
この層についても、
考え方自体は苦手な層と大きく変わりません。
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時間を計って解く
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解けなかった単元は復習
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そして仕分けを徹底すること
過去問には問題ごとに予測配点が載っています。
それを基準に、
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「この問題は解かなくてもOK」
-
「この問題は解けないといけない」
をはっきり分けてください。
これも、
冬の段階からずっと伝えてきたことですが、
「全部解こう」とすると、必ず失敗します。
合格点を取るために
今、何をできるようにすべきかを明確にすることが目的です。
③ 上位層(320点〜430点前後)
この層に関しても、
以前から言っている通り、
やるべきことはシミュレーションです。
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本番でどこまで解くのか
-
やらない問題はどれか
-
時間配分はどうするか
これを、過去問を使って
本番と同じ意識で確認してください。
特に400点以上を狙う層は注意が必要です。
高得点を意識するあまり、
難問ばかりに目が行き、
基礎問題でミスを重ねてしまうケースが非常に多い。
これは、
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難問も解けない
-
基本問題でも落とす
という最悪の状態です。
本来5点のマイナスで済んだものが
10点以上のマイナスになることもあります。
それが5教科で起きれば、
20点、30点の差になり、
合否を左右する結果になることも珍しくありません。
まとめ
ここまで書いてきたことは、
直前期だけの特別な話ではありません。
当塾では、
もっと前の段階から
過去問の使い方・考え方として伝えてきました。
この時期の過去問は、
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実力を測るため
-
点数に一喜一憂するため
のものではありません。
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解くべき問題を見極める
-
落としてはいけない問題を確認する
-
本番の動きを固める
そのための道具です。
残り期間で劇的に実力を伸ばすのは簡単ではありません。
しかし、ミスを減らすこと、点数の落とし方を改善することは誰にでもできます。
過去問を
「やったかどうか」ではなく、
「合格するために使えているか」。
ここを意識して、残りの日々を過ごしてください。
[2026-02-08]