中学準備講座(第5回)を行いました/塾長ブログ
近隣小中学校(渋川・吉岡・榛東)に通学のお子様をお持ちの保護者様へ
こんにちは。
うえだ未来塾の上田です。
今回は、中学準備講座で取り上げた内容について、少しお話しさせてください。
今回の算数では、「割合」の単元に取り組みました。
これは前回からの続きですが、やはりここでつまずいてしまう生徒さんが多く見られます。
たとえば、こんな問題がありました。
「たけし君は2Lのジュースのうち、全体の4割5分を飲みました。何Lのジュースが残っていますか?」
さて、保護者の皆さま。
お子様はこの問題、正しく答えられるでしょうか?
一見、難しくはなさそうに見えますよね。でも実際には、割合と実際の量が混在すると、混乱してしまう生徒も少なくありません。
小6でこのあたりの基礎が曖昧なままだと、中1の「方程式」で確実に苦労します。
なぜなら、文章問題を式に直すという力が不足してしまうからです。
この問題で問われているのは、「もとにする量」「割合」「くらべる量」の関係。
これを正しく理解していれば、落ち着いて解けるはずです。
たとえば:
-
飲んだ量 → 2L × 0.45(4割5分)= 0.9L
-
残りの量 → 2L - 0.9L = 1.1L
あるいは、「残っている割合」0.55を使って
2L × 0.55 = 1.1L と出してもOKです。
このように、割合を感覚でなく理屈で理解する力は、中学以降もずっと役に立ちます。
そして実生活でも、買い物や割引、税金など、割合の感覚は頻出です。
ぜひ日常の中で、お子様と一緒に「割合」を話題にしてみてください。
また、英語では「名詞を飾る言葉」を扱いました。
「many」「some」「beautiful」「new」など、名詞の前に来る言葉です。
ここで大切になるのが、「品詞」という考え方です。
「名詞」「動詞」「形容詞」「副詞」――これらがわかっていないと、語順や意味が理解できず、英語はすぐにつまずいてしまいます。
小学生にはまだ耳慣れない言葉かもしれませんが、今のうちからしっかりと触れておくことで、中学英語への準備が大きく変わります。
保護者の皆様、ぜひお子様の勉強を見てあげるときに
「これは名詞?形容詞?」
「何を飾っているのかな?」
と一言添えてあげてください。
「品詞」が理解できるようになると、英語の見え方がガラリと変わります。
この時期の一つひとつの積み重ねが、中学に入ってからの大きな差につながります。
ぜひご家庭でも、少しだけ意識して関わってみてくださいね。
[2025-03-18]