今週の論理エンジンスパイラル/塾長ブログ
【論理的に読む力・書く力を育てる「論理エンジンスパイラル」】
近隣小学校に通学のお子様をお持ちの保護者様へ
こんにちは。
うえだ未来塾の上田です。
今回は、当塾で小学生を中心に国語学習の一環として使用している教材、**「論理エンジンスパイラル」**についてご紹介いたします。
すでに過去にも少し触れたことがありますが、改めてその魅力と、現在の取り組みの一部をご紹介させていただきます。
◆「論理エンジンスパイラル」とは?
この教材は、大学受験界で「現代文のカリスマ」として知られる出口汪(でぐちひろし)先生が開発した「論理エンジン」の小学生版です(中学生にも有効です)。
この教材の根幹となる考え方は、**「論理=ものごとの筋道」**です。
論理的に読む、書く、話す力は、国語だけにとどまらず、英語・数学・社会などあらゆる教科の土台となる力です。
実際、文章問題における読み違いや解釈ミスは、「感覚」や「なんとなく」で読んでいることが原因であることが多く、それを修正するのがこの論理エンジンの役割です。
◆ 論理的思考力は、一生もののスキル
この教材を通して身につけられるのは、テストの点数アップだけではありません。
「相手の話を正しく受け取る」
「自分の考えを誤解なく伝える」
こうした力は、将来どんな職業に就いたとしても、必ず必要になる「コミュニケーション能力の基礎」です。
社会に出ると、多くの人と関わりながら仕事を進めていくことになります。その中で、相手の意図を読み違えたり、自分の考えを伝えられなかったりすると、仕事がうまくいかないだけでなく、評価や収入にも影響することさえあります。
つまり、論理的読解力・表現力は、生涯にわたって必要とされる力なのです。
◆ 今回の学習内容:ステップ2「言葉の整理②」
現在、当塾では「論理エンジンスパイラル5-①」を使って学習を進めています。
今回はその中から、**「ステップ2 言葉の整理②」**の内容をご紹介します。
このステップでは、以下のことを学びます。
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対立する言葉(例:高い⇔低い、良い⇔悪い)
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言葉の意味や位置づけを整理する力
前のステップで学んだ「具体と抽象」の考え方と合わせて、言葉の関係性や意味を整理しながら読むことで、文章の構造がよりわかりやすくなります。
◆ どのように取り組んでいるか?
基本的には、
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演習問題でアウトプット
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言葉→一文→文章という順に、徐々に理解を深めていく
という流れで進めています。
ポイントは、「ただ解くだけ」ではなく、言葉の使い方・関係性を“考えながら読む”習慣をつけること。
この繰り返しにより、自然と読解力が底上げされていきます。
◆ 最後に
国語力の差は、学年が上がるにつれてどんどん広がります。
そして、それは読解力や思考力、さらにはすべての教科に影響を与える、**いわば“学力の土台”**です。
「論理エンジンスパイラル」は、そんな土台をしっかり築くための良質な教材です。
今後もこのブログで、どのような内容に取り組んでいるのか、定期的にご紹介してまいりますので、ぜひご覧いただければと思います。
ご興味を持たれた方は、お気軽にお問い合わせください。
[2024-09-09]