勉強に関するエピソード/塾長ブログ
近隣小中学校(渋川・吉岡・榛東)に通学されているお子様をお持ちの保護者の皆さまへ
こんにちは。
1学期の期末テストまで、いよいよ1ヶ月を切りました。
今回は、普段保護者の方にお送りしているお手紙の中から、一部をご紹介させていただきます。
私がこれまでに塾で指導してきた数十名の生徒を見て感じることがあります。
それは、塾に来てすぐに机に向かい、何をやるべきかを理解し、迷いなく勉強に取りかかる生徒ほど、テストの結果が良い傾向にあるということです。
もちろん、これはあくまで感覚値で、厳密な統計を取っているわけではありません。
でも、明らかに「時間の使い方」が上手な生徒は、学習においても成果を出しやすいのです。
時間を有効に使えることで、必要な勉強量をこなすことができ、結果的に睡眠時間も十分に取れます。
睡眠がしっかりとれていれば、日中の授業中も眠くなることなく集中できる。そんな良い循環が生まれるのです。
以前、ある中学生からこんなことを聞かれたことがあります。
「学校で寝ているのに、塾に通っている子がいるんですけど、先生はどう思いますか?」と。
核心を突いた問いに一瞬返答に困りましたが、正直にこう伝えました。
「それは本末転倒だよね。」と。
さらに「その子の成績はどうなの?」と尋ねると、「あまり良くないです」とのことでした。
保護者の皆さまは、お子様が学校でどんな様子か、なかなかわかりづらいかと思いますが、まずは“学校の授業にしっかり集中しているかどうか”がとても大切です。
思い返してみてください。
「家ではあまり勉強している様子はないのに、成績はそこそこ良い」──そんなお子さん、周りにいませんでしたか?
その差は、おそらく“授業の受け方”にあるのだと思います。
ちなみに、先ほどの質問をしてきた生徒自身は、「家ではなかなか集中できないけど、学校ではちゃんと授業に集中してる。わからないことはすぐに先生に質問して、その場で解決するようにしてる」と話していました。
この生徒は、入塾当初の定期テストでは400点前後の点数が多かったのですが、半年後の2学期期末テストでは450点弱まで成績を伸ばしました。
受験前の冬休みには、「家だと集中できないから」と、毎日塾に来て10時間近く勉強するようになりました。同じようなタイプの生徒は、今年卒塾した中3生の中にも数名います。
こうした生徒の姿勢が、また次の「自ら勉強に向かう生徒」を生み出していくのだと感じます。
進学実績などの華々しい成果ももちろん大切ですが、「言われなくても、自分から勉強に向かう生徒」が塾からたくさん育ってくれていることこそ、私の何よりの誇りです。
お子様の「勉強のきっかけ」や「姿勢づくり」に、少しでも役立てていただければ幸いです。
[2025-05-25]