最後の統一テスト後数学問題解説/塾長ブログ
【最後の統一テストを終えて】~不安と向き合い、今やるべきことを見極める~
近隣小中学校(渋川・吉岡・榛東)に通学のお子様をお持ちの保護者様へ
こんにちは。うえだ未来塾の上田です。
昨日、中学3年生にとって最後の「統一テスト(入試予想問題)」が終了しました。今回は3年間の学習内容がすべて範囲となる、いわば“模擬本番”ともいえる重要なテストです。
テスト実施前には、私自身も毎回のことながら国語・数学・英語の3教科を事前に解いていますが、今回も難易度は例年と大きく変わることはありませんでした。
■一番の不安は「数学」?その波の大きさ
特に毎回生徒たちが不安を抱えるのが「数学」です。
「この前は100点だったのに、今回は60点…」というように、出来の波が大きい生徒もいます。もちろん平均点が低いテストもありますが、数学に関しては**“ミスの有無”が点数に直結しやすい科目**でもあるため、「できていたはずなのに…」という悔しさが大きく残るのです。
もしこれが本番の入試で起きてしまったら…と考えると、生徒本人はもちろん、指導する私たちにとっても本当に心配な部分です。
■解説&振り返りの時間に、受験生の本気が見える
そんな数学のテストについては、毎回恒例となっている「答え合わせ&私の解説会」を実施しています。今回で4回目ほどになりますが、特に県内トップ校を目指す2名の生徒は、毎回真剣な眼差しで参加してくれています。
この2名は、自己採点では高得点でありながらも「もっと取れたはず」と悔しがっている様子が印象的でした。この「もう少しできたのに…」という感覚こそが、彼らがここまで伸びてきた要因でもあり、今後の伸びしろにもつながっていくはずです。
■“難しい問題”より“確実に取るべき問題”を重視せよ
テスト解説のあとは、全員に向けて大切な話をしました。
それはこの時期にありがちな「難問への執着」を少し手放し、“基礎基本”の徹底確認に時間をかけてほしいということです。
レベルの高い高校を目指していると、他の生徒に差をつけようと、ついつい入試でも数%の受験生しか解けないような難問ばかりに取り組みがちです。
今回の私立入試の問題が少し“癖のある出題”だったことや、得点が想定より伸びなかったことも影響して、生徒たちの不安が大きくなっているように感じました。
しかし、こういうときこそ冷静に考えてほしいのです。
■「取れる問題を確実に取る」これが合格の近道
入試では、“取れるはずの問題”でしっかり点を取れるかどうかが合否を分けます。
特に数学や英語は、基本問題を丁寧に解き切ることで7~8割は確保できる試験設計になっているのが普通です。
そのため、「できる問題」「できるようにしてきた問題」を確実に得点につなげる力こそが、受験生にとって最も大切な力なのです。
不安があるのは当然。でも、だからこそ「新しいことを無理に増やさず、今までやってきたことを丁寧に見直す」ことが最も効果的であり、最も合格に近づく道です。
■残り1ヶ月、いよいよラストスパート
いよいよ入試本番まで残り1ヶ月を切りました。
今後は、復習の質と精神面の安定がカギを握ります。
うえだ未来塾では、これまでの演習を通して見えてきた“個別の課題”を一人ひとりに合わせて対応しながら、最後の追い込みに向けてしっかりサポートしていきます。
受験生の皆さん、不安もあると思いますが、それを乗り越えるには「やるべきことに集中すること」が何よりの武器になります。一緒に最後まで頑張りましょう!
[2025-01-20]