「なぜ国語が大事なのか?」保護者さまに知ってほしい小学生期の学びの土台/塾長ブログ
近隣小中学校に通学のお子様をお持ちの保護者様へ(渋川・吉岡・榛東)
皆さんこんにちは。
うえだ未来塾の上田です。
小学生のうちに“最優先”で身につけたい力とは?――すべての学力の土台「国語力」について
以前も少し触れましたが、今日は改めて「小学生の学習で何が一番大事なのか」を掘り下げてお話ししたいと思います。
結論から申し上げると、私は“国語力”こそがすべての学びの土台であり、小学生のうちに最も優先すべき科目だと考えています。
■ なぜ小学生のうちに国語力を伸ばす必要があるのか?
国語と聞くと、「読解問題」ができるかどうかだけを思い浮かべがちですが、実際にはすべての教科の理解と深く結びついています。
・数学の文章問題が読めない
・理科や社会の教科書を正確に読み取れない
・問題文の意図を間違って解釈してしまう
これらの背景に必ずと言っていいほど存在するのが「国語力不足」です。
実際、文部科学省や国立教育政策研究所のデータでも、国語の読解力が高い子ほど他教科の成績も安定して高いという相関が示されています。
また、PISA(国際学力調査)では、読解力が高い国ほど数学的リテラシーも科学的リテラシーも高い傾向がはっきりと出ています。
つまり
国語は“1教科”ではなく、すべての学習の入口
だということです。
■ 「女子は国語が得意で男子は数学が得意」という固定観念
一般的には「女子は国語が強い」「男子は数学が強い」と言われますが、実際には説明がつかない部分も多いです。
女子の方が読書量が多い傾向があるにも関わらず、数学の点数では男子が上回ることもあります。
数学には文章題だけでなく関数や図形といった“抽象的思考力”が大きく関わります。
しかし、その抽象思考の理解にも、言葉で考える力=国語力が必要であることは変わりません。
結局のところ、
男女差よりも、日常的にどれだけ「言葉」と向き合ってきたかが成果を左右する
と私は感じています。
■ 読書が苦手な子はどうすればいいのか?
「読書が嫌い」「本を読む習慣がない」というお子様ももちろんいます。
その場合は
・教科として国語をしっかり学ぶ
・当塾で導入している「速読解力講座」を活用する
など、段階的に“読む力”を伸ばす方法があります。
中学生になると部活やテスト対策で忙しくなり、国語にしっかり時間を割くことが難しくなります。
だからこそ、小学生の段階で国語力の基盤を作ることが極めて重要です。
■ 国語力は「将来の伸び」に直接つながる
国語力はテストの点数だけの問題ではありません。
将来、社会に出てから必要になる
・情報を読み取る力
・自分の考えを整理し、言葉で説明する力
・課題を理解し、解決策を考える力
これらすべての根っこにあるのが国語力です。
だからこそ、私は保護者の皆様に
「国語はすべての学習の基盤である」
この認識をぜひ持っていただきたいと強く思っています。
■ 塾としてできること
当塾では、読書好きなお子様から、本を読むのが苦手なお子様まで、あらゆるタイプに合わせた国語学習プログラムを用意しています。
まずは保護者様に“国語の重要性”をご理解いただき、
お子様に「言葉の力」を育てていただくことが、
中学生以降の学力・将来の土台をつくる確かな一歩になると確信しています。
詳細はホームページ内の「コース」のところをご確認ください。
[2025-11-18]