『大丈夫です』では見えないもの/塾長ブログ
近隣小中学校に通学のお子様をお持ちの保護者様へ(渋川・吉岡・榛東)
皆さん、こんにちは。
うえだ未来塾の上田です。
中学3年生の夏期講習では、生徒が解いた問題の〇×を私自身がつけています。
「答え合わせなら自分でもできるのでは?」
と思われるかもしれません。
確かに、自己採点でも勉強はできます。
また、現在はICTを使えば、正確に正誤を判断することもできます。
しかし、私が一問一問確認している理由があります。
それは、ただ〇か×かをつけるためではありません。
生徒自身の判断と、実際の評価にはズレが出ることがあるからです。
生徒に確認すると、
「大丈夫です」
という言葉が返ってくることがあります。
もちろん、本当に大丈夫な場合もあります。
しかし、勉強では「分かった」と「できる」は違います。
自分ではできたと思っていても、実際にテストで点数になる答えになっているかは別です。
例えば英語。
「意味は分かるから大丈夫」と思っている答えでも、テストでは正解にならないことがあります。
三単現の「s」が抜けている。
過去形にするべきところがそのままになっている。
単語のスペルが違っている。
生徒からすると「小さなミス」に感じるかもしれません。
しかし、入試ではその小さなミスが失点になります。
「まあいいか」
という判断を積み重ねてしまうと、本来取れるはずの点数を落とすことになります。
入試は、難しい問題を解けるかどうかだけで決まるわけではありません。
取るべき問題を確実に取ることも、合否を分ける大きな要素です。
だからこそ、私はプリントでやった問題全てを確認しています。
見るのは、正解か不正解かだけではありません。
以前より良くなっているか。
同じ間違いを繰り返していないか。
正解しているけれど、本当に理解しているのか。
少し質問をすると、見えてくることがあります。
答えが合っていても、実は理解が曖昧なことがあります。
逆に、以前できなかったことができるようになっていることもあります。
答案を見ることで、その生徒に今必要なことが分かります。
普段の授業ですべての問題を細かく確認することは、時間的に難しい部分もあります。
しかし、夏期講習のように時間を確保できる時期だからこそ、普段以上に一人ひとりの取り組みを見ることができます。
少人数制にしている理由も、単に人数を少なくするためではありません。
一人ひとりの学習状況を把握し、その後の学習につなげるためです。
問題を解く。
〇×をつける。
そして、その〇は本当に正しい〇なのかを確認する。
この積み重ねが、入試本番での数点の差につながると考えています。
[2026-08-02]