これは数学の問題?それとも国語の問題?/塾長ブログ
近隣小中学校に通学されているお子様をお持ちの保護者様へ
こんにちは!
現在中学校1年生は「等式」のところ辺りを勉強しています。
「等式」とは簡単に言うと、「等しい数量を等号(=)でつないだ式」のことです。
塾で使っている「フォレスタ」というテキストで、こんな例題があります。
問)次の数量の関係を、等式で表しなさい。
40円のえんぴつ1本と80円のノートをⅹ冊買って、500円をはらうと、おつりがy円だった。
まず等式で表すということは、どうすれば「=の関係」を作れるかどうかを考える必要があります。今後方程式の文章題を解く時に「式を立てる」ことができないと、解くことはできません。
その前段階の学習がこの「等式」のところです。ここで躓くと、間違いなく方程式の文章題のところで躓きます。学校のテストは方程式の計算問題も出ますが、文章題もしっかり出ます。
計算問題であれば繰り返し解いてできるようにすることは可能ですが、文章題となると、「何と何を=の関係にすれば良いのか?」が作れないと、式が立てられず、最終的な答えを導くことができません。
これは数学の力というより、国語の力ではないのかと感じてしまうのは私だけでしょうか?
国語の力がないから問題を理解できないのではないかと思います。
つまり「読解力」がものを言うと思います。
「読解力」、「国語力」はやはり大事です。全ての科目の土台とも言うべきところです。この力を身に付けずして、他の科目を頑張って勉強しても身につくまでの時間も変わってくると思います。
勉強をスムーズに進めるためにもまずはこの土台からしっかり学習することをお勧めしたいですね。
因みに上記の問題の答えは・・・
500-(40+80ⅹ)=y
です。上記の問題を言い換えると「持っていた500円から40円のえんぴつ1本と、1冊80円のノートを買ったらおつりがy円でした。」ということですね。
[2024-07-17]