さぼりたくなるよね?人間だもの/塾長ブログ
近隣中学校に通学の生徒様、保護者様(特に中学1年生)
こんにちは!
あと2週間ちょっとで「1学期期末テスト」が行われます。
中学1年生は初めての定期テストです。小学校の時に行っていた単元テスト(中学でもやっていると思います)と違い、とても範囲の広い内容の理解度を確認するテストです。
ワークを1回やっただけで点数が取れるような簡単なテストではありません。4月に習ったところは覚えていますか?もう忘れてしまっていませんか?そうだとすれば、小学校とのギャップ(いわゆる洗礼)を否応なしに感じることになるでしょう。
決して脅しでも何でもなく、多くの新中学1年生がこの壁にまずはぶち当たります。その壁を2学期以降で乗り越えようと奮起する生徒、次は何とかなると高を括って何もしない生徒に分れます。前者は今後成績が伸びていったりしますが、後者の場合は確実に下降するか、低空飛行のまま学年だけが上がっていくことになります。
私はそういう生徒や保護者様を数多く見てきました。「1学期の期末テストの結果を見て、行動を変えていれば今頃は・・・」。中学3年生になって後悔しても時すでに遅しとなることが大半です。
「部活が終わってから本気で頑張れば何とかなる」と本気で思っている方(生徒、保護者)もいるかもしれませんが、それは幻想に終わることがほとんどです。たまに「偏差値30~70に上げた」といった素晴らしい成果を出した事例を見聞きしますが、この方は例外中の例外です。「睡眠時間削って勉強しました」とか、「隙間時間は常に勉強に充てていました」といった、並外れた努力をされた方の話です。それができる方はやってください。でもそれができる人もわずかしかいません。
保護者様も自分事として置き換えてみてください。このように突然スイッチが入りますか?「入ります」(入りました)という保護者様や生徒も中にはいると思いますが、そういう方は稀だと私は思います。
スイッチが入るような生徒は、それまでも勉強する習慣がある程度あったり、テスト前は勉強するなどしてきた場合が多いです。
私のように凡人は並外れた努力はできません。そうであれば、コツコツやるようにするしかないと思います。睡眠時間削って勉強するとか体にも悪いですし。
うちの塾では少しでも勉強を習慣化してもらいたいので、必ず宿題は出す(中3の1学期まで)ようにしています。
また、テスト2週間前は勉強する時間をしっかり確保するよう指導しています。それでも家で勉強するとなると、「今日は疲れたから寝よう」とか、「スマホでYouTube観る」など、いくらでもさぼれる環境があると思います。私自身も弱い人間です。その気持ちはよくわかります。
そうであれば、勉強せざるを得ない環境を作ってしまえばいいのでは?と思い、「定期テスト2週間前通い放題」という企画を3年間やってきました。これで結構(ほとんどが)成績を上げています。5教科合計57点が202点まで伸びたり。「202点?そんなの全然自慢できることじゃないよ」と思う方もいると思います。それは普段から頑張って勉強する、「できる人」の視点だと思います。「やればできるのにさぼってたんでしょ?」というような声も聞こえてきそうです。それも確かにあると思います。
それでも「努力すれば自分でもできるようになるんだ」という自信が付けば、この先の人生にとってはプラスになることは間違いないと思います。たかが定期テストで202点かもしれませんが、結果を変えることができたことに賞賛を送りたいですし、自信にしてもらいたいと思います。
このような生徒が一人でも増えることを目標に、全力で関わっているつもりです。
今回の期末テストの結果が今後の自信に繋がる生徒が一人でも多く出ることを祈ります。
今回のテストも頑張りましょう!
[2024-06-02]