その勉強法、小学生のままです/塾長ブログ
近隣小中学校に通学のお子様をお持ちの保護者様へ(渋川・吉岡・榛東)
皆さんこんにちは。
うえだ未来塾の上田です。
昨日の授業で、改めて「結果が出ない原因は“やり方”にある」ということを痛烈に感じる出来事がありました。
普段、授業中の細かい出来事をブログに書くことはほとんどありません。
しかし昨日は、英語テストの平均点の低さについて触れた流れもあり、その原因に直結する内容だったため、あえて書いておこうと思います。
昨日は、体調不良者や、ある学校が「テスト2週間前の通い放題期間」に入っていたため、その生徒たちは主に自分で考えて学習している生徒が多く、通常授業に参加する生徒数が普段より少ない状態でした。
その結果、授業としては非常に手厚く指導できる状況となり、ある生徒の勉強の様子を細かく見ていくことができました。
そこで、はっきりと“課題”が見つかりました。
■課題:宿題のやり方が甘すぎる
現在、宿題は「その週に授業で扱った演習問題をまったく同じ形で再度解く」ものにしています。
さらに、復習効果を上げるために“3周させる案”も検討しています。
これなら、本来は やり方さえ正しければ必ずできるようになる宿題 です。
しかし、その生徒は
ポイントを読んでいない
覚え直していない
つまりインプットをゼロのままアウトプットをしている
という状態でした。
授業で一度扱っているとはいえ、復習なしで解ける子は一部です。
そして、そうではない子が「できない」のは当然です。
努力云々ではなく、 “やり方の時点で勝負になっていない” のです。
宿題をやってきているのに点数が取れない。
頑張っているのに結果が伴わない。
これは残念ながら能力の問題ではありません。
やり方を間違えているだけです。
■小学生の勉強と、中学生の勉強は別物
小学生の頃は、ドリルをやって提出すれば終わりでした。
しかし、中学生はそれでは点は取れません。
点数を取れる子は、例外なく
-
ポイントを読む
-
理解する
-
覚える
-
演習する
-
間違いを直す
-
再度解く
この流れをやっています。
努力しているのに伸びない子は、たいていどこかの工程が抜けています。
今回の生徒はインプットが完全に抜けていました。
だから、昨日ははっきり言いました。
「そのやり方は小学生のやり方だよ。」
甘えを断ち切らないと、状況は変わりません。
逆に、やり方さえ正せば結果は必ず変わります。
■やり方を変えれば、必ず伸びる
今回の生徒も、気づきを得たことで確実に改善のスタートラインに立ちました。
そして、同じような「やり方の問題」を抱えている生徒は少なくありません。
大事なのは、
“できない理由”を能力のせいにしないこと。
まずは自分のやり方を疑うこと。
勉強は積み上げです。
正しい積み上げができれば、成績は必ず上がります。
[2025-11-26]