スタートの遅れが合否を左右する──統一テストから始まる受験準備/塾長ブログ
近隣小中学校に通学のお子様をお持ちの保護者様へ(渋川・吉岡・榛東)
皆さんこんにちは。
うえだ未来塾の上田です。
14日(日)に、中学3年生は「第八回統一テスト」、中学2年生は「第二回統一テスト」を実施します。
3年生にとっては残り2回となった統一テスト。いよいよ本番入試を意識しながら、今の実力を正確に測り、弱点を洗い出していく段階に入っています。
一方、2年生は年3回実施される統一テストの2回目。まだ“来年の話”と思っている生徒も多いかもしれませんが、本当はここからの1年が受験の成否を大きく左右します。
私は毎年高校入試に関わっている立場から見て、受験準備の「開始時期」が子どもの未来を大きく変えると強く感じています。
4月から動く子と、1月から動く子――わずか2〜3ヶ月の差に見えるかもしれません。
しかし、受験においてこの期間は、積み上げられる知識量・経験値・得点力に大きな差を生みます。特に実力相応、あるいはそれ以上の高校を狙う場合、この「スタートの早さ」がそのまま偏差値アップにつながります。
今まで多くの生徒を見てきて痛感するのは、「もっと早く始めていれば…」という現実です。
保護者様からもよく聞く言葉です。にもかかわらず、意識が受験に切り替わるのが遅く、3年生の4月どころか、7月以降になってようやく本腰を入れる――そんなケースも少なくありません。
実際、開校初年度は7月以降の入塾が多数でした。しかし年を追うごとに、早く準備を始める子が増えてきました。その結果、7月以降の入塾は少なくなっています。
これは、「早く取り組むことの意味」を分かって動いている家庭が増えてきた証拠です。
志望校との学力差が大きいお子様の場合は特に、「もっと早ければ…」という場面が本当に多いのです。
できれば1年前。遅くても4月には動き始めてほしい。そうでないと、本当に間に合わなくなる可能性があります。
「今は大丈夫」に見えても、3年生になって成績が少しずつ下がることは珍しくありません。
一方、早めに準備し正しい努力を積み重ねられた子は、見違えるように伸びていきます。
この差は、本人と保護者様の判断次第で大きく変わっていくのです。
だからこそ、今回の2年生対象「第二回統一テスト」は、受験をスタートさせる絶好のきっかけになります。
現状を把握することが、受験準備の最初であり最大の一歩です。何ができて、何が課題なのか。どこを伸ばすべきなのか。それを知ることが、受験を戦う上で最も重要です。
私は保護者様には「できるだけ受験してください」とお伝えしています。事情があって全員が受験できるわけではありませんが、それでも統一テストを推奨する理由はただひとつ――“自分を知ること”が受験の出発点だからです。
遅くても、「第三回統一テスト」(3月)は受験することを強くおすすめします。
「早く動いた者から勝っていく。」
これは毎年、多くの生徒を見てきた実感です。今回の統一テストが、受験に向けた第一歩となることを願っています。
[2025-12-05]