中学生になってから英語でつまづく原因/塾長ブログ
近隣小中学校に通学のお子様をお持ちの保護者様へ
皆さまこんにちは!
今回は中学生になって英語でつまづく原因について書きたいと思います。
小学6年生はあと半年で中学に進学します。中学になると全体的に勉強が難しくなりますが、特に英語でつまづくケースが非常に多いです。
その原因は小学生英語と中学生英語のギャップです。
小学生英語はコミュニケーション中心の学習で、「皆で楽しく英語で話をしてみましょう」といった勉強をします。
一方で中学生英語になると、文章を読んだり、書いたりすることが多くなり、定期テストは「書く」ことがメインのテストになります。
しかし、小学校では「読み書き」をほとんど行ってこなかったため、アルファベットが書けないとか、基本的な単語が書けないといった問題が発生します。
保護者様の世代は中学生から英語を学んでいるため、1年生の1学期は「アルファベット」から始まりました。一部の子(英語を塾で勉強している子)を除いてほぼ横並びで。しかし、今は小学5年生から英語を学ぶため、「アルファベット」は当然できて当たり前で、600語~700語の単語を習得済みという前提で中学英語が始まります。
しかし、小学生の時に「読み書き」の勉強をほとんどやってこなかった生徒や、「文法」というものに全く触れてこなかった生徒はそのギャップにやられ、1学期の期末テスト等で今まで見たこともないような点数を取ることになってしまう場合があります。
そして、それをずっと引きずり、結局中学の3年間「英語がわからない」「英語ができない」といったことになります。
来年度には5年に1回の教科書改訂(マイナーチェンジ)が行われます。中身を確認した人の中には、「今までより更に難しくなっている」と評している方もいます。
中学に上がる前に基本的な英単語や文法を習得してさえいれば「こんなことにはならなかったのに」というお子様が多数います。
しかし、当塾の生徒で小学生から通塾し、英語を学習した生徒は大きなつまづきはなく、それなりの点数は取れています。
これは決して勉強が得意だからできているわけではなく、先を見て手を打っていたからのことです。
英語嫌いや勉強嫌いになったら、この先ずっと苦しい思いをするのはそのお子様です。
そうならないように保護者様には是非早めに手を打ってあげていただきたいです。
できれば小学6年生くらいから中学生に上がる前の準備として「英語」や「算数」(中学は数学)でつまづくことが少ないように準備をしていただくとよろしいかと思います。
[2024-10-10]