中学1年生「期始めテスト」から見えた課題と塾生の成果/塾長ブログ
近隣小中学校に通学のお子様をお持ちの保護者様へ(渋川・吉岡・榛東)
皆さんこんにちは。
うえだ未来塾の上田です。
今回は中学1年生の「期始めテスト」の結果について、1学期期末テストと比較しながら感じたことを書きたいと思います。学校全体の結果と塾生の頑張りを並べてみると、成果がはっきりと見えてきました。
学校全体の平均点比較(某中学校)
科目 | 1学期期末 | 2学期期始め | 差 |
---|---|---|---|
国語 | 62.7 | 48.3 | ▲14.4 |
数学 | 55.8 | 59.1 | +3.3 |
英語 | 61.1 | 62.2 | +1.1 |
理科 | 73.8 | 69.4 | ▲4.4 |
社会 | 62.2 | 41.0 | ▲21.2 |
5科合計 | 322.1 | 280.0 | ▲42.1 |
結果を見ると、特に国語と社会の大幅ダウンが目立ちます。学校全体としては1学期期末より42点も下がっていますが、過去の例から見ても妥当な数値だと思います。
◆社会が大きく下がった理由
ここまでの下げ幅は過去にもあまり例がなく、正直驚きました。
考えられる要因としては、
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出題範囲に未習単元が含まれていた可能性
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知識の定着不足(用語・年代整理の甘さ)
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記述問題や応用問題が多く出題された
といった点が考えられます。いずれにしても、「覚えたつもり」が点数に直結しなかったことは明らかです。
◆国語が下がった理由
国語は、期末テストのように「教科書を繰り返し読み込めば解ける」出題と異なり、期始めテストは 初見の文章を正確に、スピーディーに読み解く力 が求められます。
小学生時代にカラーテスト中心で学習してきた生徒ほど、この形式の難しさを痛感したはずです。つまり、本当の読解力・記述力の差が如実に表れた結果だと言えます。
◆今後の対策
普段の授業だけでは時間的に十分な国語・社会対策は難しいため、
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季節講習(夏期・冬期)での集中特訓
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記述練習や読解演習を計画的に積み上げる
といった方法で補強していきます
社会は季節講習で実施するのもなかなか難しいため、現状、塾としての対策は考えられていません。
しかし、国語に関しては昨年の冬期講習より「国語対策特別講座」を実施していますが、すぐに成果が出ないのが国語という科目の特徴でもありますので、継続して取り組む必要性を保護者様とも共有し、近い将来結果に結びつけられるよう指導していきたいと思います。
塾生の成果
一方で当塾生は、この夏の頑張りがしっかりと結果に表れています。
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数学:平均5点アップ(学校平均をさらに上回る伸び)
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英語:平均14.3点アップ(学校全体は+1.1点に留まる中で大きな成果)
特に英語は「毎週の英単語テスト」や「夏期講習での徹底学習」の成果が顕著に出て、“英語に救われた” と言える生徒もいるほどでした。
実力テストでも大幅アップ(過去事例)
定期テストと比べ、点数アップが難しいと言われる実力テストで結果を出した生徒が多数います。
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308点 → 366点(+58点)
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411点 → 460点(+49点)
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264点 → 337点(+73点)
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282点 → 364点(+82点)
- 332点 → 382点(+50点)
実力テストは暗記だけでは通用せず、本当の学力が問われます。その中でこれだけの伸びを見せられたのは、日々の積み重ねが力に変わった証拠です。
まとめ
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学校全体では期末から大きく平均点が下がった(妥当)
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しかし塾生は英語・数学を中心に着実に成果を出した
中学1年生はまだまだ伸びしろが無限にあります。今回の結果を「できなかった」で終わらせるのではなく、「どうすれば次につなげられるか」を考えることが大切です。
先輩たちがそうして成果を出してきたように、1年生もコツコツ積み上げていけば必ず大きく伸びます。私たちも全力でサポートしていきますので、一緒に頑張っていきましょう。
この結果を踏まえて2週間後には三者面談を行います。
保護者様、生徒、塾が今回の結果を踏まえて意志疎通を行うことで今後の道筋を明確にしたいと思います。
[2025-09-23]