全員が下がるなら問題ない。でも・・・/塾長ブログ
近隣小中学校に通学のお子様をお持ちの保護者様へ(渋川・吉岡・榛東)
皆さんこんにちは。
うえだ未来塾の上田です。
昨日、第5回統一テストを実施しました。
テスト終了後には数学解説会を行いました。その際、生徒たちに「どうだった?難しかった?」と聞いてみました。
「難しかったです」と答える生徒もいれば、特に何も反応しない生徒もいます。
何も言わない理由はわかりません。言うまでもなく難しかったのかもしれませんし、うまく言葉にできないのかもしれません。
ただ、この時期の統一テストを受けて何も感じないということは、おそらくないと思います。
第5回以降の統一テストは少しずつ入試に近い形式や難易度になっていきます。当然、今までより難しく感じる生徒も増えてきます。
そして、この時期になると点数を下げる生徒も出てきます。
しかし、「問題が難しかったから点数が下がった」とだけ考えるのは少し違います。
もしそれだけが理由なら、みんな同じように点数が下がるはずです。
もちろん平均点は下がります。しかし、実際には前回と変わらない生徒もいますし、点数を伸ばす生徒もいます。一方で大きく下げる生徒もいます。
この差はどこから生まれるのでしょうか。
昨日の数学解説会でも話をしましたが、その一つは基礎の定着です。
今回の問題の中にも、中学1年生で学習した内容が出題されていました。決して難問ではありません。知識がしっかり身についていれば解ける問題です。
それでも落としてしまう。
毎回のように出題される証明問題で、三角形の合同条件を書けない。
英語では覚えているはずの単語が出てこない。
理科や社会でも学習したはずの知識が曖昧になっている。
難しい問題ができなかったから点数が下がるのではなく、本来取れる問題を落としているのです。
そして、それが1教科だけでなく5教科で起こる。
すると10点、15点の差は簡単についてしまいます。
もしそれが入試本番だったらどうでしょうか。
十分に合否へ影響する点数です。
今回の統一テストは、単に偏差値や順位を見るためのものではありません。
今の自分の立ち位置を確認するためのものです。
点数が下がること自体が問題なのではありません。
問題が難しくなれば平均点も下がります。
全員が同じように下がるのであれば、偏差値はそれほど変わりません。
しかし、自分だけ大きく下がったらどうでしょうか。
それは周りとの差が広がっているということです。
受験で本当に怖いのはそこです。
受験を経験したことのない中学3年生は、その怖さをまだ実感できていないことがあります。
「まだ大丈夫」
「何とかなる」
そう思っている生徒もいるかもしれません。
しかし、受験に絶対はありません。
今の成績なら大丈夫と言われていても下がることはありますし、逆に厳しい状況から伸びる生徒もいます。
だからこそ最後まで気を抜かず勉強するのです。
実際、これまで第一志望に合格してきた生徒たちの多くは、最後までやるべきことを続けていました。
特別なことではありません。
英単語を覚える。
解き直しをする。
覚えるべきことを覚える。
わからないことをそのままにしない。
そうした当たり前のことを最後まで積み重ねていました。
一方で、残念な結果になってしまう場合はどうでしょうか。
もちろん受験は努力だけで全てが決まるわけではありません。
しかし振り返ると、やるべきことが十分にできていなかったケースは少なくありません。
少し点数が上がる。
安心する。
次のテストでまた下がる。
そしてまた同じことを繰り返す。
気が付けば入試直前になっている。
そういう生徒も実際に見てきました。
入試まで約5か月。
まだ5か月あるのではありません。
もう5か月しかありません。
今回の統一テストの結果を見て安心するのではなく、自分に足りないものは何か、これから何をやるべきかを考えてほしいと思います。
受験は最後まで何が起こるかわかりません。
だからこそ最後までぬかりなく、一つ一つを確実に積み上げていくことが大切です。
[2026-09-14]