インフォメーション/塾長ブログ
夏では遅い。差がつくのは「1学期の1・2年生復習」/塾長ブログ
近隣小中学校に通学のお子様をお持ちの保護者様へ(渋川・吉岡・榛東)
皆さんこんにちは。
うえだ未来塾の上田です。
新年度が始まり、各中学校の「年間予定表」を確認していると、早い学校では4月30日に「第一回実力テスト」が実施されるようです。
この実力テストは、年間で7回〜8回ほど行われ、12月〜1月まで続きます。
ここでまずお伝えしたいのは――
1学期の実力テストの結果を、そのまま“実力”だと思わないでほしいということです。
■なぜ1学期の結果はあてにならないのか
5月・6月あたりの実力テストは、
・出題範囲が限定されている(1年生だけ、2年生だけ など)
・問題の難易度がまだ低い
という特徴があります。
そのため、
・思ったより点数が取れる
・上位に入れる
・「意外といけるかも」と感じる
こういったことが普通に起こります。
しかし――
ここで安心してしまうのが一番危険です。
■夏以降、点数が下がるのは普通です
これまで多くの生徒を見てきましたが、
1学期に450点以上取っていた生徒でも、夏以降に数十点下がることは珍しくありません。
これは能力が下がったわけではなく、テストの性質が変わるからです。
夏以降は、
・1年生〜2年生の全範囲に加えて、3年生の既習範囲も出題される
・問題の難易度が一気に上がる
・「理解しているか」だけでなく、「使いこなせるか」が問われる
つまり、ここからが本当の実力勝負になります。
■だから当塾は7月から統一テストを行います
当塾では、あえて5月・6月に統一テストは実施しません。
理由は、
入試を見据えた“正確な立ち位置”が測れないからです。
7月以降になると、
・範囲が広がる
・問題が実戦レベルに近づく
・今の自分の位置がはっきり出る
この段階での結果こそ、意味のあるデータになります。
■差がつくのは「1・2年生の復習をやるかどうか」
この時期に一番差がつくポイントは、はっきりしています。
1・2年生の復習を、1学期にどこまでやれるかです。
3年生になると、
・新しい内容(3年生の単元)がどんどん進む
・学校の授業も当然そこが中心になる
そのため多くの生徒は、
目の前の3年生の内容だけで手一杯になります。
しかし、入試や夏以降の実力テストは、
・1・2年生の全範囲(入試問題全体の6割以上を占める)
・3年生の既習内容
この両方が出題されます。
つまり現実は――
1・2年生の内容ができなければ、そもそも戦えません。
では、その1・2年生の復習をいつやるのか。
多くの生徒は「夏休み」と考えますが、
実際にはかなり厳しいです。
・範囲が広すぎる
・時間が足りない
・中途半端なまま2学期に入る
こうなるケースがほとんどです。
だからこそ重要なのが、3年生の1学期です。
この時期は、
・まだ時間的な余裕がある
・単元ごとに区切って復習できる
・やれば間に合う最後のタイミング
でもあります。
ここで、
・3年生の内容だけをやって終わるのか
・並行して1・2年生の復習を進めるのか
この差が、そのまま夏以降に表れます。
実際に、
・1・2年生の復習がある程度仕上がっている生徒は、夏以降も点数が安定する(or伸びる)
・復習が不十分な生徒は、一気に点数が下がる傾向がある
というのは、これまで何度も見てきたパターンです。
つまり、
差がつくのは「やるかやらないか」ではなく、
「1・2年生の復習をこの時期にやったかどうか」です。
だからこそ、
「夏から頑張る」ではなく、「夏に差が見える」
この状態になります。
■志望校が決まる時期=結果が決まる時期
最近は、
・公立高校の倍率低下
・私立高校の無償化
・大学入試の推薦化
などの影響で、「無理をしない進路選択」も増えています。
それ自体は一つの考え方です。
ですが一方で、
行きたい高校に本気で挑戦する生徒は、動きが圧倒的に早いです。
例えば群馬のトップ校高崎高校を志望する生徒。
この層は、この時期にはすでに志望が固まっています。
その結果として、毎年10月に実施される
第一回進路志望調査で1.31倍、最終志願倍率でも1.26倍と、大きく崩れません。(昨年度)
一方で、高崎経済大学付属高校(普通科・普通コース)は、
第一回1.95倍から最終1.27倍へと大きく変動しています。(昨年度)
ここから見えるのは、
「早く決めて準備している層」と「後から動く層」の違いです。
■まとめ:スタートはもう切られている
1学期のテスト結果は、あくまで参考程度です。
本当の勝負は夏以降。
そして、その結果を決めるのは――
4月・5月・6月の過ごし方です。
・今の点数に安心するのか
・先を見て準備を始めるのか
この差が、そのまま受験結果になります。
受験は冬に始まるものではありません。
すでに始まっています。
[2026-04-09]