宿題について/塾長ブログ
近隣小中学校(渋川・吉岡・榛東)に通学のお子様をお持ちの保護者様へ
こんにちは。
うえだ未来塾の上田です。
今回は、「宿題」や「勉強への関わり方」についてお話させていただきます。
突然ですが、保護者の皆様に質問です。
お子様から「この宿題、わからないから教えて」と言われたら――どうされますか?
① 黙って教えてしまう
② 少し考えさせたうえで教える
③ わからないまま提出させる
④ 提出はさせつつ、後日一緒に考えてみる
もちろん状況によっても変わるかと思いますが、私としては④の対応が最も望ましいと考えています。
なぜなら、①のようにすぐに教えてしまうと、子どもは「わからなかったら親(または先生)が教えてくれるから、自分で考えなくてもいい」と思ってしまうからです。
実際、塾でも「ちょっとわからない」とすぐに質問してくる生徒がいます。
特に個別指導では「先生が常にそばにいる安心感」から、考える前に頼ってしまう傾向が強く出ます。
もちろん、質問しやすい環境は大切です。
ですが、「考える前にすぐ聞く」ことが当たり前になってしまうと、学力の定着や思考力の育成にはつながりません。
私が大切にしているのは、「自分で考え、理解し、できるようになる」こと。
だから、うちの塾では普段から“すぐには教えません”。
ヒントを出したり、辞書やノートを使って調べさせたりして、まずは自分の力で解決できるように促しています。
その結果、生徒たちは中3になる頃には、必要最低限のところだけを効率よく質問してくるようになります。
この自立した学びの姿勢が、成績の安定やトップ校合格にもつながっているのです。
宿題にしても、ワークにしても、「やって終わり」では意味がありません。
反復し、自力で解けるまで繰り返すことが重要です。
だからこそ、うちの塾ではテスト前の「通い放題期間」は、ワーク反復の時間として位置づけています。
ただこなすのではなく、“自分の力で解けるようにする”ことを目的とし、最低3回の反復を課しています。
2週間かけてワークを一周しただけ――
それでは成績は上がりません。
むしろ、そのやり方を続けている限り、点数は上がらないでしょう。
努力の方向が間違っていれば、どれだけ頑張っても成果にはつながらない。
それが勉強の厳しいところでもあります。
だから私は、
「甘やかす指導」ではなく、
「自立につながる指導」を徹底しています。
それが、将来につながる本当の力になると信じているからです。
[2025-03-09]