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学びの場うえだ未来塾|渋川の個別学習塾-渋高出身塾長の直接指導

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インフォメーション/塾長ブログ

群馬県公立高校の進路志望調査が発表されました。今年の倍率から見えてくること/塾長ブログ

近隣小中学校に通学のお子様をお持ちの保護者様へ(渋川・吉岡・榛東)

 

皆さんこんにちは。

 

うえだ未来塾の上田です。

昨日、群馬県教育委員会が取りまとめた「第1回進路志望調査(10月1日現在)」の結果が発表されました。

中学3年生だけでなく、1・2年生にとっても、今後の進路を考える上で大変参考になる資料です。今回は、私なりの見解も含めて、今年の調査結果を共有したいと思います。

7月に実施した「高校入試のポイント保護者説明会」でお話しした内容とも重なる部分がありますので、ぜひ参考にしてください。

■ 全体の傾向

毎年行われている10月1日時点の調査ですが、今年は昨年の過去最低をさらに更新し、全体の志願倍率は0.99倍(昨年1.02倍) となりました。昨年度の最終倍率は0.96倍でした。

群馬県教育委員会のホームページでは、過去の調査結果も確認できます。調査開始から現在までの倍率の推移を見ると、公立高校を取り巻く状況が変化していることがわかります。保護者様の中には、ご自身が受験した年の倍率を確認できる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

また、63校中39校が定員割れとなりました。昨年より5校増えています。

このまま推移すれば、最終倍率が0.90倍を下回る可能性もあります。

背景には、単純な少子化だけでなく、私立高校の授業料無償化の影響も考えられます。また、通信制高校を最初から志望する生徒も増えているようです。

ただし、私立高校の定員が増えたわけではありません。生徒数に対して学校数や募集定員が多いという、構造的な問題もあるのではないでしょうか。

このまま生徒数が減少すれば、地域によっては公立高校を維持すること自体が難しくなるかもしれません。

県立高校の再編も進められていますが、すぐに大きく状況が変わるわけではないでしょう。

こうした状況が続けば、地域による教育環境の格差がさらに広がり、それが教育格差につながることも心配されます。

特に、塾のある渋川市の4校については、後ほど詳しく述べますが、かなり深刻な状況になっていると感じます。

■ 前橋エリア

前橋エリアは、全体的に倍率が横ばい、あるいは下降傾向にあります。

前橋東は0.82倍(昨年1.09倍)、前橋清陵も定員割れとなりました。

昨年は定員割れは2校でしたが、昨年のこの時期に定員割れだった前橋工業、前橋西(今年度40名定員削減)は、今年は定員を上回っています。

前橋工業は1.12倍(昨年0.95倍)。今年はこの時期にすでに1倍を超えているため、定員割れを免れる可能性もありそうです。

トップ校では、前橋高校が1.01倍(昨年1.06倍・最終1.12倍)と下がりました。

いずれ前高が定員割れする、そんな時代も目前なのでしょうか。今の状況を見ると、決してあり得ない話ではないように思います。

前橋女子高校は1.06倍(昨年1.06倍・最終1.05倍)と、昨年とほぼ同じです。こちらは今後も大きな変化がないかもしれません。

一方、人気が目立つのが次の2校です。

市立前橋高校:1.53倍(昨年1.34倍・最終1.13倍)

今年は創立100周年を迎え、制服も一新されるそうです。

制服が新しくなると倍率が上がる。これは、3年前に高崎商業高校の倍率が大きく上昇したときのことを思い出します。

もちろん、制服の変更だけが理由とは言い切れません。しかし、学校のイメージが志望先選びに影響することはあるでしょう。

今年の市立前橋は、この時点で昨年を上回る倍率です。最終的には昨年の倍率を大幅に超えるのではないかと予想しています。

また、地理的に近い前橋東の倍率が大きく下がっていることも気になります。市立前橋の人気が影響している可能性もあるのではないでしょうか。

前橋商業高校:1.19倍(昨年1.36倍・最終1.10倍)

こちらは昨年より下がっていますが、依然、人気は維持されていると思われます。

3年前の受験(現高校3年生が受験した年)市立前橋が1.00倍だったことを考えても、高校の人気は年によって変化するものです。なぜその高校が選ばれるのか、興味深いところです。

■ 高崎エリア

高崎エリアは、人気の高い高校がある一方で、志願者数の減少が気になる高校もあります。

主な高校の状況は次のとおりです。

  • 高崎高校:1.32倍(昨年1.31倍・最終1.26倍)
  • 高崎女子高校:1.36倍(昨年1.05倍・最終1.05倍)
  • 高崎経済大学附属高校:1.85倍(昨年1.95倍・最終1.27倍)
  • 高崎工業高校:1.25倍(昨年1.43倍・最終1.18倍)
  • 高崎商業高校:1.22倍(昨年1.23倍・最終1.05倍)

毎年ほぼ変わらないのが高崎高校です。今年も昨年とほぼ同じ倍率となりました。

この倍率であれば、今年も厳しい戦いが予想されます。

一方、予想していなかったのが高崎女子高校です。昨年の1.05倍から、今年は1.36倍へと大きく上昇しました。

昨年は最終倍率も1.05倍でした。今年は最終的にどこまで倍率が変化するのか。昨年より厳しい戦いになる可能性がありそうです。

高崎経済大学附属高校は、今年もこの時点では1.85倍と高倍率です。

ただ、昨年は第1回調査の1.95倍から最終的には1.27倍まで下がりました。今年も現時点の倍率だけで最終的な状況を判断することはできません。昨年並みくらいにはなるではないでしょうか。

倍率が下がったとしても、合格に必要な学力まで下がるとは限りません。ここは受験生にとって注意しておきたいところです。

そして、心配なのが高崎北高校と高崎東高校です。ともに普通科のみの高校ですが、今年は両校とも定員割れとなりました。

特に驚くのが高崎北高校です。

令和3年度の第1回調査では1.78倍でした。当時は高崎経済大学附属高校が2.00倍、高崎高校も1.49倍です。

それが今年は、0.95倍(昨年1.05倍・最終1.05倍) となりました。

わずか5年ほどで、同じ高校とは思えないほど状況が変わっています。令和3年度は高経附、高北が県の倍率№1、№2といった構図だったのに・・・

高崎経済大学附属高校などから志願者が流れてくる可能性も考えられますので、最終的には定員割れを免れるかもしれません。

それにしても、なぜここまで人気が変わったのでしょうか。この5年間で何があったのか、疑問が尽きません。

もう一つ考えておきたいのが、高校卒業後の進路です。

普通科に進学し、その先に大学進学を目指す。これは一つの選択肢ですが、果たしてそれがすべての生徒にとって正解なのでしょうか。

大学進学だけでなく、専門的な知識や技術を身につける道、高校卒業後に就職する道など、進路はさまざまです。

高校生の就職環境も含め、大学に進学することが本当に自分に合った選択なのか、考える家庭もあるのではないでしょうか。

高校選びは、周囲の人気やイメージだけでなく、その先の進路まで考えて決めることが大切だと思います。

■ 渋川エリア

今年、特に深刻だと感じるのが渋川エリアです。

昨年、渋川高校と渋川青翠高校では、それぞれ40名、計80名の定員削減が行われました。

そして今年は、渋川女子高校でも40名の定員削減が実施されています。

それにもかかわらず、渋川市内の4校すべてが定員割れとなりました。

各高校の状況は次のとおりです。

  • 渋川高校:0.58倍(昨年0.80倍・最終1.03倍)
  • 渋川女子高校:0.81倍(昨年0.82倍・最終0.98倍)
  • 渋川青翠高校:0.72倍(昨年0.78倍・最終0.86倍)
  • 渋川工業高校:0.67倍(昨年0.75倍・最終0.93倍)

渋川高校は0.58倍。募集定員に対して、志願者は約6割という状況です。

今年は定員割れになると予想していましたが、まさかここまで低い倍率になるとは思いませんでした。

昨年は10月の段階で0.80倍でしたが、最終的には1.03倍まで上昇しています。今年はどこまで変化するのでしょうか。

最後になって志望校を変更し、第一志望ではなかった高校を受験する生徒が増えるとすれば、寂しい話です。

渋川女子高校は40名の定員削減を行ったにもかかわらず、昨年の同じ時期とほぼ同じ倍率です。

渋川青翠高校も0.72倍、渋川工業高校も0.67倍と、いずれも昨年を下回っています。最終的にはある程度志願者が増える可能性はありますが、現時点では厳しい数字です。

今年春には、渋川地域の高校再編に関するニュースも報じられました。こうした動きが志望校選びに影響している可能性もあるでしょう。

それにしても、定員削減を行っても志願者数が回復しないというのは、非常に厳しい状況です。

この倍率を見て、「本来は学力が足りないけれど、この倍率なら受かるかもしれない」と考えて受験する生徒もいるかもしれません。

しかし、倍率だけで合格できるかどうかを判断することはできません。

渋川地域の高校を取り巻く状況は、単なる入試倍率の問題ではなく、地域の教育環境そのものに関わる問題だと感じます。

この先、渋川地域の高校がどうなっていくのか。地域で塾を運営する立場としても、決して他人事ではありません。

■ まとめと今後の見通し

今年の調査結果を見ると、前橋・高崎の一部高校に人気が集中する一方で、その他の地域では定員割れが進んでいます。

全国的にも、トップ校で定員割れが起きている県があります。近い将来、「前高定員割れ」といった見出しが出る日も来るかもしれません。

県としても県立高校の再編を進めていますが、すぐに大きく状況が変わるわけではないでしょう。

そして、受験生と保護者の皆様に、もう一つお伝えしておきたいことがあります。

昨年度、群馬県全体では、受験生の約5%が不合格となっています。

100名受験すれば、約5名が不合格になる計算です。

定員割れ=全員合格ではありません。

倍率が低いからといって、必ず合格できるわけではありません。また、現時点の志願倍率は、最終的な出願状況を示すものでもありません。

「倍率が低いから大丈夫だろう」
「今の成績でも何とかなるだろう」

そう考えて気が緩んでしまうことが、最も怖いことです。

当塾でも、過去に残念な結果になってしまった生徒がいます。

そのときの本人、保護者様、そして私自身の気持ちは、何とも言葉に言い表せないほどやるせないものでした。

もう二度と、あのような思いはしたくありません。同じような結果になる生徒を一人でも出したくない。そのためにも、今できることにしっかりと取り組んでほしいと思っています。

受験まで4か月を切りました。

ゲームやスマートフォンは、受験が終わってからでもできます。

今は目の前の勉強に集中し、やるべきことを一つずつ進めていきましょう。

高校受験は一度きりです。

春に「あのとき、もっと勉強しておけばよかった」と後悔しないように。

この4か月、全力で勉強に集中しましょう。

詳細はこちらから

令和8年度第一回進路希望調査

[2026-10-21]