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群馬県公立高校受験倍率1.00倍について/塾長ブログ

中学生のお子様をお持ちの保護者様へ

こんにちは。

昨年もそうでしたが、今年も県立高校受験の倍率は1.00倍(これは過去最低倍率)でした。まさに少子化の影響だと思います。更に私立高校の学費の支援制度などができたことにより、私学への進学も以前よりはしやすくなったということも原因の一つになってはいると思います。

県全体で見ると、辛うじて1.00倍となっていますが、約半数の高校は定員割れといった課題があります。県中心部(前橋、高崎)の高校で定員割れが発生している高校はありませんが、中心部以外の高校ではほとんどが定員割れといったように、県の中で大きな格差が生じています。

その弊害として考えられるのは、地方の定員割れの高校を進学先として考えている受験生は、「定員割れしてるから100%合格できるんでしょ?だからそんなに頑張って勉強しなくてもいいでしょ?」と考えて、あまり本気で受験に向き合わない(勉強しない)ということが生じる可能性があるのではないかということです。確かに、定員オーバーしている学校と、そうでない学校で比べれば、定員割れの高校で不合格になるリスクは低い(定員割れをしている学校で不合格者が出ている学校はほとんどないです)です。

だからと言って、それでいいのか?ということです。高校受験のために一生懸命勉強し、しっかり学力をつけた子と、そうでない子は高校進学の段階でかなり差がついていると思います。もし大学進学を考えているなら、この差をどうやって埋めるのか?です。高校は県の中だけの競争ですが、大学は全国との競争となります。そのことを考えた上で高校受験とも向き合った方が良いです。

高校受験がゴールではありません。高校卒業後の進路にもよりますが、大学進学を考えているのであれば、倍率や、入りやすいからというだけで高校を選んだり、そこまで頑張らなくても入れそうだから手を抜くといったことはせずに、中学生で勉強し、身に付けなければならないことはしっかり身に付けて高校に進学してもらいたいと思います。

「中学の時にもっと勉強しておけば良かった」と思うことがないように。

[2024-05-25]