成績を上げるのは、塾ではない/塾長ブログ
近隣小中学校に通学のお子様をお持ちの保護者様へ(渋川・吉岡・榛東)
皆さんこんにちは。
うえだ未来塾の上田です。
塾で生徒を指導していると、勉強ができるようになるために大切なのは、単純に「勉強を教えてもらうこと」だけではないと感じるようになります。
もちろん、勉強を教えることは塾の大切な仕事です。
分からないところを説明する。
問題の解き方を教える。
必要な教材を用意する。
勉強する環境をつくる。
そうしたことは当然、塾がやるべきことです。
でも、実際に一人ひとりの生徒を見ていると、それだけではないことが分かってきます。
人の話をきちんと聞く。
言われたことを、まずやってみる。
分からなければ考える、質問する。
間違えたら、そのままにせずやり直す。
今の自分に何が足りないのかを考える。
必要だと思ったら、自分から行動する。
こういうことができる生徒は、少しずつ伸びていきます。
これは「やる気を出しましょう」といった精神論を言いたいわけではありません。
勉強をするために必要な行動の話です。
そして、こうしたことは中3になってから急に必要になるものでもありません。
小学生でも、中1でも、中2でも、中3でも同じです。
先輩の結果を見てほしい
教室には、これまでの生徒の成績アップ事例を掲示しています。
ホームページでも紹介しています。
これは、単に「これだけ成績が上がりました」という実績を見せたいからではありません。
今いる生徒や、これから入ってくる生徒に、
「自分にも可能性があるかもしれない」
と思ってもらいたいからです。
先輩たちも、最初からその点数だったわけではありません。
自分の勉強を見直した。
できなかったことをやり直した。
勉強の仕方を変えた。
必要なことに取り組んだ。
そうやって、自分の行動を変えてきた結果です。
だから、その結果を見て、
「自分も頑張れば上がるかもしれない」
と思ってもらえたらいい。
ただし、ここで終わってはいけません。
「可能性がある」ことと、「実際に結果を出す」ことは別だからです。
先輩が大きく成績を上げた。
だから、自分も同じように上がる。
そんな簡単な話ではありません。
では、自分は何をするのか。
今の自分には何が足りないのか。
何を変えなければいけないのか。
いつ、何を、どれくらいやるのか。
そこを考えるのは、自分です。
塾が全部決めて、全部やってあげることはできません。
そして、それでは意味がないと思っています。
「塾に通わせれば」ではない
私は、「塾に通わせれば成績が上がる」という考え方とは少し違います。
塾に通えば、自動的に成績が上がるわけではありません。
塾ができることをする。
そして、生徒本人が自分の課題に気づき、勉強をして、必要ならやり方を変えていく。
その積み重ねによって、結果が変わっていくのだと思っています。
だから、成績アップ事例にある結果を「私が上げた」とは思っていません。
まぎれもなく、一人ひとりの生徒自身が頑張った結果です。
私は、そのためのきっかけをつくったり、方向を示したり、必要なところを指摘したりする。
そして、本人が頑張ったものを、できる限り結果につなげる。
それが塾の役割だと思っています。
入試の先にもつながっている
こうしたことを指導していると、あるときふと思うことがあります。
「これって、社会に出ても同じじゃないか」と。
人の話を聞く。
分からないことをそのままにしない。
自分で考える。
失敗したら見直す。
必要なら行動を変える。
もちろん、私は最初から「社会に出たときに必要な力を身につけさせる」ということを目的に指導しているわけではありません。
まずは勉強です。
目の前の勉強をしっかりやる。
その先に高校入試がある。
入試では、できる限り結果を出してほしい。
でも、入試はゴールではありません。
高校に入っても、その先でも、自分で考えて学ぶことは続きます。
だから、今の勉強を通して身につけたことは、その先にもつながっていく。
そう考えるようになっただけです。
「誰でも」ではない
だからこそ、私は「誰でもいいから入塾してほしい」とは思っていません。
勉強が得意かどうかだけで判断しているわけでもありません。
今の成績が平均以下でも、人の話を聞いて、一生懸命取り組んで、自分の勉強を見直していける生徒なら、伸びる可能性は十分にあると思っています。
一方で、勉強ができても、自分では何も変えようとしないのであれば、なかなか伸びていかないこともあります。
だから、体験のときには私も生徒を見ています。
そして、ご家庭にも「この塾はうちの子に合うだろうか」と考えていただきたいと思っています。
家庭が塾を選ぶ。
同時に、塾も生徒やご家庭との相性を見ている。
それでいいと思っています。
塾が全部やってあげるのではない。
だからといって、「本人が頑張らないなら知らない」ということでもない。
本人が頑張れるように働きかける。
必要なことは伝える。
できるようになるまで一緒に考える。
そして、最後はできる限り結果につなげる。
その中で、生徒自身が自分の勉強を見直し、自分で考え、行動を変えていく。
私は、そこまで含めて「塾での勉強」だと思っています。
先輩の成績アップは、後輩にとって一つの希望です。
「自分にも可能性があるかもしれない」
そう思ってもらえたらいい。
でも、可能性は可能性です。
そこから先、
「じゃあ、自分は何をする?」
と考える。
その答えを出して、実際に動くのは自分です。
そして、その積み重ねが、いつか自分自身の「結果」になるのだと思います。
[2026-08-30]