数学ができるのに国語ができない理由/塾長ブログ
近隣小中学校に通学のお子様をお持ちの保護者様へ(渋川・吉岡・榛東)
皆さん、こんにちは。
うえだ未来塾の上田です。
今日は実際の指導での気づきを書きたいと思います。
国語を教えていて感じることがあります。
当塾では中学3年生になると、多くの生徒が国語の学習を行います。
ただ、誤解していただきたくないのは、国語が中学3年生になって急に大切になるわけではありません。
本当はもっと早い段階から取り組みたい科目です。
しかし、限られた通塾回数の中では英語や数学を優先せざるを得ないことも多く、国語まで十分な時間を確保できない場合があります。
中学3年生になると通塾回数を増やす生徒も多くなります。受験勉強の時間も増えます。
そのため、ようやく国語にも時間を使えるようになる生徒が増えるのです。
私が国語を学習する理由は2つあります。
一つ目は、もちろん国語の点数を上げるためです。
統一テストの結果を見ると、国語は女子の方が平均点が高い傾向があります。
ただ、これは国語だけではありません。5教科全てで女子の平均点が男子を上回っています。(100%ではありませんが、ほぼです)
その理由は正直わかりません。
ただ、私は日々の学習量や学習への向き合い方の違いが大きいのではないかと思っています。
当塾は男子生徒が比較的多く、全体の7割程度を占めています。
そのため、こんな生徒も少なくありません。
数学は学年上位。
しかし国語は大きく順位を落とす。
これは決して珍しいことではありません。
では、なぜ国語ができないのでしょうか。
私は「言語化する力」と「要約する力」が関係していると思っています。
国語の読解問題には記述問題があります。
国語が苦手な生徒でも、どの部分を使って答えればよいのか見当がつくことはあります。
しかし、その後が続きません。
何を残し、何を削るのか。
何が重要で、何が重要ではないのか。
それを整理できないのです。
余計なことを書いてしまう。
必要なことを書かない。
結果として、答えとして成立しない文章になってしまいます。
私は実際の指導の中で、こうした場面を何度も見ています。
そして二つ目の理由があります。
それは国語で身につける力が、国語だけで終わらないからです。
理科や社会にも記述問題があります。
知識を覚えていても、その知識を適切にまとめて表現できなければ得点にはなりません。
理科や社会が苦手なのではなく、
文章を正しく読む力、
必要な情報を整理する力、
自分の言葉でまとめる力、
こうした部分に課題がある場合もあります。
学校の定期テストでは高得点が取れる。
しかし模試になると点数が伸びない。
そんな生徒も少なくありません。
知識はある。
勉強もしている。
それでも得点にならない。
その原因が国語力にあることもあります。
私はそういう生徒を見るたびに思います。
この力があれば、もっと上を目指せるのに。
逆に言えば、この力が不足しているために、本来届く可能性のあった高校をあきらめざるを得ない生徒もいます。
保護者の方から見ると、
「数学が苦手」
「国語が苦手」
「社会が苦手」
と見えるかもしれません。
もちろんそれも事実です。
しかし、それは表面に現れている結果であって、本当の課題は別のところにある場合もあります。
国語はやってすぐに結果が出る科目ではありません。
私は全教科の中で最も結果が出にくい科目だと思っています。
だからこそ後回しにされやすい。
しかし同時に、全教科の土台となる科目でもあります。
国語を放置したまま他教科だけを伸ばそうとしても、どこかで頭打ちになることがあります。
問題文を正しく読む。
必要な情報を整理する。
自分の考えをまとめる。
こうした力は受験だけでなく、高校進学後も必要になります。
だから私は中学3年生になると国語の学習を重視しています。
中学3年生だから必要なのではありません。
本当はもっと早くから必要な力です。
ただ、受験勉強の中で時間を確保しやすくなるのが中学3年生であり、そのタイミングで本格的に取り組む生徒が多いのです。
結果が出るまで時間がかかるからこそ、私は国語を大切にしたいと思っています。
[2026-09-11]