中3数学の実力テストで平均点を取るために必要なこと/塾長ブログ
近隣小中学校に通学のお子様をお持ちの保護者様へ
皆さんこんにちは。
うえだ未来塾の上田です。
最近の数学の実力テストで感じること
以前、中学3年生の数学の実力テストについて、平均点と平均点を取るために必要なことを書きました。
先日、ほとんどの学校で実施されている、入試対策の業者テストの結果を見せていただきました。
今回の数学の平均点は49点。50点を下回る結果でした。
最近、実力テストや塾で実施している統一テストを見ていても、数学の平均点が50点を超えることが少なくなっているように感じます。50点を超えたとしても、1点、2点ということもあります。
もちろん、テストの難易度によって平均点は変わります。ただ、私自身も毎回、統一テストの数学を実際に解いている中で、気になっていることがあります。
それは、数学の問題文が長くなっていることです。
数学なのに、問題文を読む力が必要になっている
最近の入試問題を見ると、問題文や導入部分が長い問題が増えているように感じます。
例えば、AさんとBさんの会話から問題が始まったり、ある場面や条件が長い文章で説明されていたりします。
具体的にどのような問題なのか気になる方は、群馬県の公立高校入試の過去問をご覧いただくと、よくわかると思います。
こうした問題で必要になるのは、公式を覚えていることや計算ができることだけではありません。
まず、問題文を読む。
次に、何が書かれているのかを理解する。
そして、与えられた条件を整理し、何を答えなければならないのかを考える。
この過程が必要になります。
計算そのものは難しくなくても、問題文を正しく読み取れなければ、何をすればよいのかわからなくなってしまいます。
私は、こうした問題が増えていることも、数学の実力テストで点数を取ることが難しくなっている一因ではないかと考えています。
また、最近の子どもたちを見ていると、文章を読むこと自体に苦手意識を持っている子もいます。
スマートフォンやゲームなどに触れる時間が増え、まとまった文章を読む機会が減っていることも、関係しているのかもしれません。
もちろん、これは私が日々の指導を通して感じていることであり、すべての子どもに当てはまるわけではありません。
ただ、数学で点数を取るためにも、問題文を読み、必要な情報を整理する力が求められていることは確かです。
まずは大問1の40点を確実に取ること
では、数学の実力テストで平均点を取るためには、どうすればよいのでしょうか。
私がまず伝えたいのは、基礎的な問題を確実に解けるようにすることです。
群馬県の公立高校入試では、数学の大問1は40点分の配点があります。2学期以降に実施される入試対策の業者テストも、本番の入試に合わせた配点になっています。
今回のテストの平均点は49点です。
つまり、大問1だけで40点を取ることができれば、平均点まであと9点です。残りの問題から、あと3〜4問程度正解できれば、平均点を超えられる計算になります。
もちろん、実際に何問正解すればよいかは、それぞれの問題の配点によって変わります。ただ、平均点を超えるために、すべての問題を解けるようになる必要はないということです。
まずは、大問1で確実に得点すること。そして、残りの問題から少しずつ得点を積み重ねていくことが大切です。
ここでいう基礎問題とは、簡単な問題という意味ではありません。
中学校で学習した内容を理解し、必要な計算や解き方を身につけていれば、解けるようになる問題という意味です。
学校の授業をしっかり受け、ワークなどで繰り返し練習し、テスト前にもきちんと勉強する。
そうした積み重ねが、実力テストや入試で点数を取るための土台になります。
難しい応用問題が解けるようになることも大切ですが、その前に、取れるはずの問題を確実に取れるようにすることが重要なのです。
定期テストで平均点を取れているのに、実力テストで点数が取れない場合
当塾にも、数学が苦手な生徒はいます。
その中でも、実力テストで60点を取れるところまで力を伸ばしてきた生徒がいます。
過去には、こうしたテストで30点台だった生徒が、最終的に高校入試で60点台後半を取れるようになったこともありました。
ただし、こうした生徒たちには、一つ共通していたことがあります。
それは、学校の定期テストでは毎回、確実に平均点を超えていたということです。
つまり、学校で学習した内容については、ある程度、身についていたということです。
それでも、実力テストや入試問題になると、思うように点数が取れないことがあります。
なぜでしょうか。
定期テストでは、直前に学習した単元が中心になります。一方、実力テストでは、1年生や2年生で学習した内容も含め、幅広い範囲から出題されます。
以前に学習した内容でも、時間がたてば忘れてしまうことがあります。また、解き方を覚えていても、出題形式が変わると解けなくなることもあります。
だからこそ、入試までに必要なのは、一度勉強して終わりにすることではありません。
基礎問題を何度も解き、自分の力で確実に解ける状態にすることです。
一度正解できたからといって、もう大丈夫とは限りません。
時間を空けてもう一度解いてみる。間違えたら解き直す。さらに時間を空けて、もう一度挑戦する。
この繰り返しが必要になります。
当塾で点数を伸ばしてきた生徒たちも、こうした積み重ねを続けてきました。
特別な方法があるわけではありません。必要な問題を、できるようになるまで繰り返し学習することです。
定期テストでは平均点以上を取れているのに、実力テストでは点数が取れない。
そうしたお子さんは、今まで学習した内容をもう一度、いや、何度でも復習してほしいと思います。
定期テストでも平均点を下回っている場合
一方で、学校の定期テストでも数学の平均点を下回っている場合は、少し考え方を変える必要があります。
この段階で、いきなり入試向けの難しい問題集に取り組んでも、思うように進まない可能性があります。
まずは、1年生・2年生の学習内容に戻り、基本を確認することが必要です。
その際に活用してほしいのが、学校のワークです。
ワークには、A・B・Cなど、難易度別に問題が分かれているものもあります。
その場合、まずはA問題を徹底的に復習してください。
すでにできる問題は確認程度にし、間違えた問題や解き方があいまいな問題を中心に、繰り返し取り組みます。
そして、最終的にはA問題を自分の力で解けるようにすることを目指します。
大切なのは、答えを見て理解したつもりになることではありません。
解説を読んで解き方がわかったら、もう一度、自分で最初から解いてみることです。
それができるようになってから、次の段階に進めばよいのです。
基礎が十分に身についていない状態で、難しい問題に時間をかけても、なかなか成果にはつながりません。
まずは、今までに学習した内容を確実にできるようにすること。そこから実力テストや入試に向けた問題演習へと進んでいきましょう。
学校のワークのA問題を一通り解けるようにするだけでも、得点を伸ばすための大きな一歩になります。
平均点を取るために、今やるべきこと
ここまでの話を整理すると、数学の実力テストで平均点を取るために必要なことは、生徒の現在の状況によって異なります。
学校の定期テストで平均点以上を取れている生徒は、これまでに学習した内容を忘れないように復習し、実力テストや入試形式の基礎問題を繰り返し解くこと。
定期テストでも平均点を下回っている生徒は、まず1年生・2年生の学習内容に戻り、学校のワークのA問題など、基本的な問題を確実に解けるようにすること。
そして、どちらの場合も、解説を読んで終わりにせず、自分の力で解けるようになるまで繰り返すことが大切です。
数学の実力テストで平均点を超えるために、最初から難しい問題に挑戦する必要はありません。
まずは、取れる問題を確実に取る。そのための勉強を積み重ねていくことです。
中学3年生にとって、入試までの時間は限られています。
だからこそ、今の自分に何が必要なのかを考え、優先順位をつけて勉強してほしいと思います。
できない問題ばかりに目を向けるのではなく、まずはできるようにしなければならない問題を、一つずつ確実にできるようにする。
それが、数学の点数を伸ばし、入試で目標とする点数に近づくための第一歩です。
[2026-10-11]