高校選びは偏差値だけでいいのか? 群馬県の進学実績から考える/塾長ブログ
近隣小中学校に通学のお子様をお持ちの保護者様へ(渋川・吉岡・榛東)
皆さんこんにちは。
うえだ未来塾の上田です。
教育関係のニュースサイト「リセマム」に、群馬県の高校を対象とした「難関10国立大学現役進学者数」のランキングが掲載されていましたので紹介致します。
難関10国立大学と言われても、ピンと来ない方もいらっしゃると思いますので、対象となる大学を紹介します。
東京大学、京都大学、北海道大学、東北大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学、東京科学大学、一橋大学、神戸大学の10大学です。
いずれも全国的に知られる難関大学であり、合格するには高い学力が求められます。今回は、これらの大学に現役で進学した生徒数をもとに、群馬県内の高校がランキング形式で紹介されていました。
難関10国立大学の現役進学者数ランキング
掲載されていた主な高校は、次のとおりです。
1位 高崎高校 38名
2位 前橋高校 23名
2位 中央中等 23名
4位 太田高校 21名
5位 高崎女子高校 12名
6位 前橋女子高校 10名
7位 東京農業大学第二高校 7名
このほか、市立太田高校が5名、桐生高校と四ツ葉学園中等教育学校が各4名、太田女子高校が3名、沼田高校が2名などとなっていました。(サイトには掲載されてませんでしたが、人気の高経附は5名の実績があります)
数で見ると、高崎高校が38名でトップです。前橋高校、中央中等、太田高校といった県内の進学校も上位に入っています。
県全体のトップ校だけでなく、地域の高校もランキングに入っている点は興味深いですね。
現在は学区制がないため、居住地とは異なる市の高校に進学することもできます。ただ、通学の関係などから、近隣市の高校ではなく、居住している地域の高校を選ぶ生徒もいるのでしょう。桐生や沼田といった地域の高校にも進学実績があるのは、こうした事情も関係しているのかもしれません。
人数と割合では、ランキングが変わる
ここで、もう一つ注目したいのが、卒業生数に対する進学者数の割合です。
高校によって生徒数は異なります。そのため、人数だけで比較すると、卒業生の多い高校が有利になる場合があります。そこで、各高校の卒業生数に対する割合を見ると、ランキングは次のようになります。
1位 中央中等 19.3%
2位 高崎高校 13.9%
3位 前橋高校 8.8%
4位 太田高校 7.7%
5位 高崎女子高校 4.4%
6位 前橋女子高校 3.7%
7位 東京農業大学第二高校 1.3%
数では高崎高校がトップですが、割合では中央中等がトップになります。
中央中等は、群馬県内で中学受験を考える小学生にとって、有力な目標となる中高一貫校です。高校からの募集は行っていないため、優秀な小学生の中で、中央中等への入学を目指して塾に通うなど、受験勉強に取り組み、厳しい倍率の中で合格した生徒が通う学校です。
今回の数値を見ると、難関10国立大学への現役進学という点では、中央中等は卒業生に占める進学者の割合が高い学校だということがわかります。
私は、こうしたランキングを見る際には、人数だけでなく、割合にも注目すべきだと思っています。
※このランキングにはこの教育サイトが完璧に調べているわけではないようなので、7位の農大二高より高経附の方が進学率が高いにも関わらず掲載されていないようなことがありますので、あくまでも参考程度にご覧ください)
高校選びでは、偏差値だけでなく進学実績にも注目
ネット上には、高校の偏差値ランキングが数多く掲載されています。高校の学力水準を知るうえで、偏差値は一つの参考になります。
しかし、偏差値だけでは、高校に入学してからどのような進学実績を残しているのかまではわかりません。今回のようなランキングは、そうした点を考えるための一つの材料になると思います。
もちろん、難関10国立大学への進学者数だけで、その高校の進学実績や学力がすべて測れるわけではありません。
私立大学にも難易度の高い大学はあります。また、国公立大学の医学部医学科には、今回の10大学に匹敵する、あるいはそれ以上に高い学力が求められる大学もあります。東大合格者数や早慶合格者数など、別の指標から見えてくるものもあるでしょう。
さらに、こうしたランキングには表れなくても、最近の進学実績を見てみると、3~4年前とは合格実績が大きく変化している高校もあります。(高経附属など人気校の進学実績もご覧になってください。ここ数年進学実績が良くなってます。
高校を選ぶ際には、現在の偏差値だけで判断するのではなく、複数年の進学実績や、どのような大学に進学しているのかといった点も確認しておきたいところです。
高校に合格することは大切ですが、高校進学はゴールではありません。入学してからどのように学び、卒業時にどのような進路を実現できるのか。
今回のランキングも、高校選びを考える際の一つの参考にしてみてください。
[2026-10-27]