さかのぼり学習が難しい理由/塾長ブログ
近隣小中学校に通学のお子様をお持ちの保護者様へ(渋川・吉岡・榛東)
皆さんこんにちは。
うえだ未来塾の上田です。
今日はさかのぼり学習の大変さについてです。
「どういうこと?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、当塾のホームページにも「さかのぼり学習」と書いてあります。
ただ、口で言ったり、ホームページに書いたりするのは簡単ですが、実際にやるとなると様々な問題が発生します。
まず一つ目は、時間の問題です。
さかのぼり学習となれば、今の学習(例えば中2なら中2の学習)を進めながら、過去(中1)の内容も同時に復習していかなければなりません。
例えば、中2で連立方程式を学習している際に、中1の一次方程式につまずきがあったとします。
本来であれば、中1内容に戻って復習しなければならない状態です。
ですが、学校の授業は待ってくれません。
その間にも連立方程式の授業は進み、定期テストも近づいてきます。
つまり、
「今の学習を進める」
「同時に前学年の復習をする」
この2つを並行してやらなければならないということです。
簡単に言えば、勉強量が増えるということです。
通塾回数で言えば、週2回通塾している子が週4回来るような感覚です。
また、塾だけではそれをリカバリーできないので、家庭学習も必要になります。
日々1時間勉強している子であれば、2時間、3時間と勉強時間を増やさなければならない場合もあります。
果たしてそれができるかどうか。
勉強時間に割く覚悟があるかどうか。
さらに、時間の問題を何とかクリアできたとしても、次は理解の問題があります。
中1の一次方程式が理解できていない状態で、中2の連立方程式を理解することは簡単ではありません。
土台が不十分なまま、新しい内容を積み上げていく形になるからです。
だから、今の学習を理解しながら、同時に前学年までさかのぼって復習するというのは、実際にはかなりハードルが高いんです。
口では簡単に「さかのぼり学習をしましょう」と言えますが、実際にはこういった問題が発生してきます。
当塾もホームページに「さかのぼり学習」をうたってきましたが、5年やってきて、理想通りうまくいったケースは正直ありませんでした。
もちろん改善したケースはあります。
ですが、「完全に取り返す」というところまでいくのは、本当に難しいと感じています。
だからこそ大切なのは、さかのぼりが必要になる前に手を打つことです。
このブログでも何度も書いておりますが、小さなつまずきの段階で止める。
わからないを放置しない。
そうなる前に早めに動く。
これが今できる最善策だと思っています。
[2026-05-27]