定期テストの点数だけで『基礎ができている』と判断していませんか?/塾長ブログ
近隣小中学校に通学のお子様をお持ちの保護者様へ(渋川・吉岡・榛東)
皆さんこんにちは。
うえだ未来塾の上田です。
これまで多くの生徒を見てきましたが、数学で特に苦戦する生徒には、ある共通点があります。
学校の定期テストではかなり高得点を取っている。
中学1・2年生の実力テストでも、ある程度点数が取れている。
ところが、中学3年生になると、実力テストで思うように点数が取れなくなる。
「入試問題は難しいから」
「応用問題ができないから」
と考えてしまいがちですが、私は少し違うと思っています。
定期テストでは、習ったことをそのまま使えば解ける
学校の定期テストでは、授業で習ったことを、そのまま使えば解ける問題が多くあります。
公式を覚えている。
授業で習った解き方を覚えている。
そして、それを問題に当てはめる。
これができれば、かなり高い点数を取ることができます。
一方、中1・中2の実力テストは、もちろん範囲が広くなりますが、まだ定期テストに近い問題も多くあります。
そのため、定期テストで高得点を取れる生徒は、実力テストでもある程度対応できます。
この段階では、まだ「知識を活用する力」の差が、それほど大きく表れないことがあります。
中3の実力テストは、少しずつ入試に近づいていく
ところが、中3の実力テストは違います。
9月、10月……と入試が近づくにつれて、実力テストの問題も少しずつ入試形式に近づいていきます。
すると、今までのように、
「この公式を使えばいい」
「授業で習った通りに解けばいい」
というだけでは解けない問題が増えてきます。
習った知識を使って、
「何を使えばいいのか」
「どう使えばいいのか」
を自分で判断する必要が出てきます。
つまり、知識を覚えているだけではなく、知識を活用できるかが問われるようになります。
でも、それを「応用問題」と考えてしまう
ここを勘違いしている生徒や保護者の方は少なくありません。
「定期テストではできるのに、実力テストではできない」
↓
「実力テストは難しい」
↓
「入試問題は応用だから、うちの子は応用が苦手」
となってしまう。
でも、入試問題のすべてが応用問題というわけではありません。
数学の入試問題で言えば、私が入試説明会でもお話ししているように、大問1は基本的に基礎問題です。ここだけでも40点あります。
定期テストレベルとも言える問題もあります。
ただ、入試ではそこに「ひとひねり」がある。
習ったことを、そのまま答えるのではなく、習った知識を使って解く。
そこが違うのです。
「基礎ができている」の意味
私は普段、生徒が問題を解いているとき、○をつけながら、その生徒がどこまでできているのかを見ています。
「中1・中2の基礎は大丈夫だな」
「ここまではできる。でも、この先になると知識を活用できないな」
というように見ています。
そして、実際のテストの点数を見ると、
「やっぱりね」
と思うことがあります。
「ここまではできる。でも、この先ができないから、この点数になるんだ」
ということが分かるからです。
だから、単純に「実力テストの点数が低い=応用が苦手」とは考えません。
学校の定期テストでできる基礎と、入試で必要になる基礎は、同じではありません。
公式を覚えている。
習った通りに解ける。
そこから一歩進んで、
習った知識を、少し違う形で問われても使える。
そこまでできて、初めて入試につながる基礎が身についてきたと私は考えています。
ですから、実力テストで点数が取れないときに、すぐ「応用が苦手」と考える必要はありません。
まず確認したいのは、
「覚えたことを、本当に使えるところまで身につけられているか」
ということです。
難しい問題に取り組む前に、まずはそこを確実にする。
私は、それが入試対策のスタートだと考えています。
[2026-08-21]