24年かけて作られた強さ/塾長ブログ
近隣小中学校に通学のお子様をお持ちの保護者様へ(渋川・吉岡・榛東)
皆さんこんにちは。
うえだ未来塾の上田です。
現在、高校野球が佳境を迎えています。
今年は、群馬県代表の健大高崎高校が、夏の甲子園で初めて決勝に進出しました。
2年ほど前には春の選抜で優勝していますが、夏は今回が初の決勝進出。地元群馬の高校ですから、直接関係がなくても、やはり応援したくなります。
実は、うえだ未来塾には健大高崎高校のポスターが貼ってあります。
これまで、うちの塾から健大高崎高校を受験した生徒がいるわけではありません。それでも、毎年、学校案内のパンフレットやポスターを持ってきてくれます。今年もポスターを持ってきてくれたので、塾に貼っています。
そんなこともあり、今回の健大高崎の決勝進出は、何となく身近に感じながら見ていました。
ただ、今回は試合結果について書きたいわけではありません。
健大高崎がここまで強くなったことを見ていて、「なぜ、ここまで強くなったのだろう?」と考えてみました。
健大高崎高校の野球部が創部されたのは2002年。
今では全国から優秀な選手が集まり、「健大高崎で甲子園を目指したい」と入学してくる選手もいるそうです。
でも、最初からそうだったわけではありません。
創部当初は、グラウンドも十分になく、道具も満足に揃っていなかったそうです。
監督へのインタビュー記事を読んでいると、丸刈りを強要したら退部してしまった生徒がいたり、寮で問題行動を起こして謹慎処分を受けた生徒がいたり。
職員室で「俺が監督をやった方が勝てるんじゃないか」と言われたこともあったそうです。
そして、創部当初には「健大高崎」と書かれた野球部のバッグを、校名が見えないように裏返していた生徒もいた。
監督も当時を振り返って、「恥ずかしかったんですかね」と話していました。
今の健大高崎からは、なかなか想像できない話です。
それが24年経った今、甲子園の決勝まで進むチームになった。
もちろん、選手は入れ替わっています。
20年前の選手と10年前の選手は違いますし、10年前と今の選手も違います。
それでも、「健大高崎」というチームは続いている。
創部当初から関わってきた指導者が、長い時間をかけて自分の考える野球、チームの形を作ってきた。
うまくいかないことも、悔しいことも、たくさんあったはずです。
それでも続けてきた。
その積み重ねが今につながり、今度は「健大高崎で野球がしたい」と思う選手が集まってくる。
私は、そこが大きいのではないかと思います。
最初から良い選手が集まっていたから強くなったのではなく、長い時間をかけてチームを作ってきたからこそ、今はそのチームに入りたいと思う選手が集まるようになった。
そして、これは勉強にも通じるところがあるのではないかと思います。
生徒本人が頑張らなければ、もちろん成績は上がりません。
でも、人は環境によっても変わります。
周りが当たり前のように勉強している。
分からないところをそのままにしない。
できなかった問題を解き直す。
自分で考えて、自分で動く。
そういうことが当たり前になっている場所に入ることで、少しずつ行動が変わることもあると思います。
健大高崎に入ったからこそ、今の選手になった。
そんな選手も、きっといるのではないでしょうか。
もちろん、本人の能力や努力があってこそのものです。
それでも、どこで、誰と、どんな環境で過ごすかは、人の成長に少なからず影響すると思います。
だから、うえだ未来塾も、そんな場所になれたらと思っています。
「うえだ未来塾に入ったから成績が上がった」
それも、もちろん嬉しいことです。
でも、もっと嬉しいのは、
「うえだ未来塾に入って、勉強への向き合い方が変わった」
「自分から勉強するようになった」
「頑張ることが当たり前になった」
その結果として、成績が上がった。
そんな変化です。
そして、今回の健大高崎の話を、私は少し他人事とは思えないところがあります。
実は私は小学生の頃、現在の健大高崎の監督が所属していたチームと、何度も試合をしたことがあります。(間違っていなければ・・・)
私は監督より一つ下の学年なので、私は覚えていますが、向こうはきっと覚えていないでしょう。
それでも、40年以上経った今、あの頃の対戦相手が甲子園の決勝で監督をしている。
私が52歳、監督は54歳。
そう考えると、今回の健大高崎の決勝進出が、何となく他人事には思えないんですよね。
そして、自分自身のことも考えました。
うえだ未来塾は、開校して5年が経ち、今は6年目です。
健大高崎の24年には、まだまだ遠く及びません。
でも、私もこれから時間をかけて、「うえだ未来塾」という場所を作っていきたいと思っています。
最終的には、
「うえだ未来塾に入って、トップ高校を目指したい」
そう思って来てくれる生徒が集まるような塾にしたい。
もちろん、トップ高校を目指すことがすべてではありません。
今は成績がそれほど高くなくても、「頑張って成績を上げたい」「今よりできるようになりたい」と思っている生徒にも来てほしい。
そういう生徒が集まり、頑張る。
その姿を見て、また別の生徒も頑張る。
そうやって少しずつ、「うえだ未来塾」という場所が作られていく。
健大高崎が24年かけて今のチームを作ってきたように、私もこれから時間をかけて、自分が信じる塾を作っていきたいと思います。
今日の決勝戦を見ながら、そんなことを考えました。
[2026-08-22]