夏に応用問題はやりません。その理由をお話しします。/塾長ブログ
近隣小中学校に通学のお子様をお持ちの保護者様へ(渋川・吉岡・榛東)
皆さんこんにちは。
うえだ未来塾の上田です。
7月21日から夏期講習が始まりました。
この時期になると、「受験生だから応用問題や過去問をたくさんやるんですよね?」と思われる保護者様も少なくありません。
しかし、うえだ未来塾で中学3年生に一番力を入れているのは、応用問題でも過去問でもありません。
基礎を徹底的に固めること。
これが夏の最優先課題です。
意外に思われるかもしれませんが、私はトップ校を目指す生徒であっても、この時期から難しい問題ばかり解かせることはありません。
理由はとてもシンプルです。
群馬県の公立高校入試は、難問ばかりで構成されている試験ではないからです。
もちろん一部には難しい問題もあります。しかし、その割合は決して多くありません。
大半は基礎から標準レベルの問題です。
つまり、基礎・標準レベルを確実に解けるようになれば、80点前後(5教科で約400点)は十分狙える試験になっています。
もちろん、これは学校の定期テストで80点を取ることとは全く意味が違います。
入試問題で80点を取るには、本当に基礎が身についていなければなりません。
そして、その土台ができて初めて、応用問題や難問への挑戦が意味を持ちます。
逆に言えば、基礎があやふやな状態で難しい問題ばかり解いても、入試本番では基礎問題で失点します。
「難しい問題は解けたのに、基本問題で点を落とした。」
これは受験では最も避けたいパターンです。
私は毎年、多くの受験生を見ていますが、伸びる生徒には共通点があります。
それは、基礎を軽視しないことです。
英単語。
漢字。
計算。
基本的な英文法。
数学の公式。
理科・社会の基本事項。
こうした一つ一つを「もうできる」と思い込まず、何度も確認し、完璧に近づけていきます。(入試本番まで)
地味な勉強です。
派手さはありません。
しかし、この積み重ねが入試本番で最も大きな差になります。
そして、もう一つ大切なのが「時間」です。
夏休みは受験生にとって最もまとまった学習時間を確保できる最後の時期と言っても過言ではありません。
学校の授業が止まり、自分のためだけに勉強時間を使える。
だからこそ、ここで基礎を完成に近づける必要があります。
逆に、この夏を十分に勉強せずに過ごしてしまうとどうなるでしょうか。
夏休みが終われば学校が始まり、定期テストがあり、学校行事もあります。
思っている以上に自由な時間は減っていきます。
そして、夏休みが終わる頃には、
私立高校入試まで約4か月。
公立高校入試まで約6か月。
この数字だけを見ると、「まだ時間はある」と感じるかもしれません。
しかし、その期間でやることは決して少なくありません。
秋以降は過去問演習や実践問題、苦手分野の確認、志望校対策など、本格的な受験勉強が始まります。(上記の定期テストや学校行事にも平行して取り組む必要がある)
もしその時点で、
「中1の英語が抜けている。」
「比例・反比例が理解できていない。」
「歴史を最初から覚え直さなければならない。」
そんな状態だったらどうでしょう。
応用問題に取り組む時間を削って、基礎のやり直しに多くの時間を使うことになります。
もちろん、ゼロではありません。
少しずつ穴は埋められます。
しかし、限られた時間の中で何年分もの抜けを完全に埋めるのは、現実的には非常に厳しいのです。
だから私は毎年、「夏が勝負です」と伝えています。
夏は魔法の期間ではありません。
ただし、受験生が一番長い時間を勉強に使える、唯一と言っていいほど貴重な期間です。
その時間をどう使うかで、秋以降の勉強の質が大きく変わります。
だからこそ、うえだ未来塾では夏に基礎を徹底します。
基礎が完成している生徒は、秋から応用問題にも過去問にも自信を持って取り組めます。
土台がしっかりしているからです。
どの高校を目指すとしても、受験のスタートラインは同じです。
まずは基礎。
そして、その基礎を完成させるために必要なのは、何よりも勉強時間を確保することです。
勉強時間がなければ、基礎は身につきません。
受験は、特別な才能がある人だけが勝つものではありません。
この夏、誰よりも真剣に時間を使い、基礎を積み重ねた人が、春に一番大きく成長しています。
私はその姿を毎年見てきました。
だから今年も、夏は基礎に徹底的にこだわります。
[2026-07-28]